ウェザーニューズ<4825>4月から6月にかけて大きく下落し、そこから再上昇するも、勢いが途切れ再び軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?
10/5に第1四半期決算発表を迎えるウェザーニューズ<4825>。上場来、横這いで目立った動きの無かった同社株価ですが、2020年のコロナショック以降、徐々に値を上げています。
そして、今年は1月に9,750円の年初来高値更新するも、6月に5,760円の年初来安値を更新するなど、大きく上下する展開が続いています。そして、直近は、横ばいからやや下落に推移し軟調に推移中です。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ウェザーニューズ<4825>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(9月下旬~10月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が9回、下落傾向が11回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、この時期はやや下落傾向があるものの、均衡とも読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて6回あります。約10%も含めると、7回あります。そのうち、4回は20%以上変動しています。約20%も含めると5回あります。
それに対して、5%以内の変動は、上下合わせて11回見られます。
これらをふまえると、同社の株価は、この時期に小幅変動の可能性が高いものの、大きく動くときは大きく動く傾向があると考えられるでしょう。
ただし、全体的に均衡に近い状態なので、そのときになってみないと、上下のどちらに推移するか分からないうえ、変動幅も予測がつくないという難しさがあるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ウェザーニューズ<4825>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:8,650円
下値目安:7,180円
※9/20終値7,900円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.4%、下落幅は約9.0%と考えられます。よって、上値は「8,650円」、下値は「7,180円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、直近の横ばいから、やや下落に向かって動いている軟調な推移が上昇に転じると考えられるでしょう。
年初来高値更新には届きませんので、一気にそこまで上昇というわけにはいきませんが、その後、再び高値圏を推移し、さらに上値を狙う展開も考えられます。
ただし、それはあくまでも次の展開の話ですので、現状では、もし上昇しても、直近の軟調さが解消され、株価が上向いて行く程度で考えておくと良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、大きな下げ幅ではありませんが、現在の軟調な推移が続くでしょう。
しかし、直近も200日・25日移動平均線を下抜けし、そのまま75日移動平均線も下抜けしてきています。
75日移動平均線は、完全に下抜けしきった状態ではありませんが、このまま明確に下抜けするようなことがあると、トレンドが転換する可能性が高いでしょう。
直近は、やや下向きではありますが、ギリギリ横ばいを保っていますが、ここから崩れて、下落方向に動き出すかもしれません。
このように同社は、直近の状況をふまえると、何とも上値が重たい展開が続いています。それに加えて、毎年そのときになってみないと分からない傾向もありますので、判断がとても難しいタイミングでしょう。
特に、その分からない傾向の中で、20%以上の変動が多いことも気がかりです。上昇する可能性も捨てきれないものの、各移動平均線を下抜けしてきていることをふまえると、下落リスクを想定しながら、今後の動向をみていくのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/10/3時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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