ニトリH<9843>昨年の20,000円台をピークに下落トレンドに突入し、今月年初来安値を更新し12,000円前後を推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/06/30

 

7/1に第1四半期決算発表を迎えるニトリホールディングス<9843>。昨年夏頃には20,000円台の高値圏を推移していましたが、ここをピークに下落トレンドに突入しています。

今月に入り年初来安値も更新し、現在は12,000円前後を推移しています。25日・75日移動平均線も下落方向に推移し、さらに下降する可能性もある状況です。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ニトリホールディングス<9843>の第1四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(6月下旬~7月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:ニトリホールディングス<9843>の第1四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2003年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が14回、下落傾向が4回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、この時期に上昇しやすい傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて10回あります。10%付近も合わせると11回あります。約5%以下の変動は上下合わせて、6回あります。

これらをふまえると、同社の株価は、この時期に比較的大きく変動する可能性があると考えられるでしょう。

また、上昇しやすい傾向ではありますが、下落時も4回中2回が10%以上の下落です。これも考慮すると、上にも下にも大きく変動する可能性があることをふまえたほうが良いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ニトリホールディングス<9843>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:13,360円
下値目安:11,070円

※6/20終値12,150円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.9%、下落幅は約8.8%と考えられます。よって、上値は「13,360円」、下値は「11,070円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、6/3につけた高値13,270円を越え、ようなく下降一辺倒から横ばいになってきた25日移動平均線を上抜けします。

そうなると、ここから更に上昇を期待したいところですが、あくまでも直近よりは、やや高い位置での推移にとどまり、しばらくもみ合いになると考えられるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、6/22の年初来安値11,710円を下抜けします。そうなると、直近にもみ合い終了後、更に下落方向に株価が動く可能性が高まるでしょう。

このように同社は、現在、ここで下げ止まるか、更に下がるかの分岐点にいると考えられます。例年通りの傾向でいけば、10%以上の上昇を期待したいところですが、直近の動向を見る限り、数少ない小幅の変動のパターンになるかもしれません。

また、例年と違って、直近がもみ合いになっていることもあり、方向感がイマイチ把握しにくい状況でもあります。

そういった意味では、これまでの大きく上昇する傾向には期待はせず、あくまでも中立的な視点で、どちらに動くか分からないことを前提に動向を見ていくのが良いでしょう。

よって、変動も小さいことが予測されるので、ここでムリに売買せず、様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/6/29時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。

 

実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック

 

【無料】今回のデータ分析がもっと詳しく分かるeBook(電子書籍)『日本株再入門』無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。</strong></a><br />
【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ