しまむら<8227>4月年初来高値更新後、上下しながら横ばいに推移も徐々に下落し25日移動平均線も下降中…決算発表で株価どうなる?
6/27に第1四半期決算発表を迎えるしまむら<8227>。昨年12/27には9,130円の安値をつけましたが、その後上昇を開始し、4/11には11,940円で年初来高値を更新しました。
その後は大きく上下動をしながら横ばいに推移していましたが、徐々に下落しています。また、これまで順調に右肩上がりに推移してきた25日移動平均線も横ばいよりも下落方向に動きつつあります。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
しまむら<8227>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(6月中旬~7月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、ほぼ均衡、もうしくはやや下落傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動が上下合わせて6回あります。そのうち、3回は10%、20%以上の下落があります。また、5%以内の変動は上下合わせて11回あります。
これらをふまえると、同社の株価は、この時期に比較的変動しにくいが、とりおり大きく変動しやすい傾向があると読み取れるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
しまむら<8227>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:12,060円
下値目安:10,550円
※6/17終値11,300円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.6%、下落幅は約6.6%と考えられます。よって、上値は「12,060円」、下値は「10,550円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、4/11に付けた年初来高値11,940円を上抜けし更新します。4月の年初来高値更新から横ばいに推移してきましたが、これをきっかけに短期的な上昇トレンドが起きると考えられるでしょう。
それに伴い、直近は横ばいよりもやや下降している25日移動平均線が上向き、それが維持されると、そのまま高値圏で推移することが予測されるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合には、4月の年初来高値更新前の水準まで下落します。そうなると、25日移動平均線が75日移動平均線を下抜けし、下落幅が大きくなるかもしれません。
その場合は、過去の傾向にある10%以上の下落も一つのシナリオとして考えておくと良いでしょう。なお、下値の抵抗線として、200日移動平均線があります。過去の傾向を考慮すると、ここを下抜けすることがあれば、20%以上の下落も想定したほうが良いでしょう。
このように同社は、4月の年初来高値後、横ばいに推移し方向感がない状況が続いています。そのような中、この決算発表前後に、どのような動向を見せるかで、更に高値更新を狙うか、反対に多く下落するかの分岐点にいると考えられます。
これらを考慮すると、全体の傾向では、やや下落傾向があり小幅な変動にとどまると考えられますが、今年は、下落時に時折見せる、大きな変動を想定するのが良いでしょう。
しかしながら、ここから上昇すれば、年初来高値を更新し、短期的な上昇トレンドを迎える可能性もあります。
よって、どちらか片方を考えるのではなく、両面を考えて、慎重に動向を見て、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/6/23時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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