西松屋チェーン<7545>昨年4月の年初来高値更新後から下落し、75日移動平均線を中心に軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?
3/30に本決算発表を迎える西松屋チェーン<7545>。昨年4月には、年初来高値1,864円を付けていましたが、その後は軟調に推移し、現在は1,400円前後を推移しています。
そして、横這いで推移する75日移動平均線を中心に、短期的な上昇下落を繰り返し、方向感がつかみにくい状況が続いています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の本決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(3月下旬~4月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が18回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、明確に上昇傾向が強いと読み取れます。
変動幅を見ると、上昇時は10%以上の上昇が7回あります。中には、15%以上や20%以上の上昇も見られます。ただし、5%程度も見れらます。下落時は10%以内にとどまっています。
これらを考慮すると、上昇傾向が明確に出ているものの、大きく上昇するときと小幅上昇のときの確率が半々に近い状況であることが分かります。
よって、上のグラフを見ると大きく上昇しやすいように見える部分もありますが、その年になってみないと、どのような上昇幅になるか分からないというのが特長でしょう。
反対に、もし下落しても、その下落幅は小幅下落にとどまりやすいのも特長でしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
西松屋チェーン<7545>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,559円
下値目安:1,313円
※3/18終値1,416円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約10.0%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「1,559円」、下値は「1,313円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、年初来高値には届かないものの、直近の高値2/3の1,509円を上回ります。そうなると、直近の短期的な下落傾向が転換する可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、2/24につけた安値1,320円を下回ります。そうなると、直近の上昇しては下落を繰り返している動きのように、再び下落するかもしれません。
特に、今回の場合は、この動きがきっかけとなり、これまでのように下がっても上昇する流れが変わり、緩やかな下降線を描くことになるでしょう。
なお、昨年は8月に1,314円まで下げた局面があり、すぐに反発していますが、大きな上昇までには時間がかかることが予想されます。
そういったことをふまえても、もし下落した場合は、すぐに反発することを考えず、上昇には時間がかかることをふまえて、同社の動きを追いかけると良いでしょう。
このように、同社の株価は、直近に上下を繰り返してきた流れが転換する可能性があります。そのポイントとなるのが、目標株価の上値と下値のどちらの目安に到達するかでしょう。
そういった意味では、今は方向感がない状態でもありますので、ここはムリに売買することなく、方向感が出るまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/3/28時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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