任天堂<7974>今年2月に年初来高値をつけ高値圏を好調に推移するも、直近は軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?
5/6に本決算発表を迎えた任天堂<7974>。コロナ・ショック後も堅調に推移してきた同社は、昨年9月には大台の60,000円台に到達しました。
そして、今年2月には、70,000円に迫る69,830円をつけ年初来高値を更新しています。5/6の決算以降、一段下げていますが、今後同社株価は更に上昇できるのでしょうか?
そのような中、本決算発表を迎えた同社ですが、ここからどのように推移する可能性があるのでしょうか?
任天堂<7974>の本決算前後の株価動向は?
では、決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が11回見られます。これを見る限り、上昇傾向と下落傾向は、ほぼ均衡していると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2013年以降は10%に満たない変動におさまっています。しかし、それ以前は15%以上の下落と10%以上下落が合計3回あります。
また、上昇時よりも下落時のほうが、やや変動が大きいことが読み取れます。それをふまえると、上昇傾向と下落傾向が均衡しているものの、下落時はやや注意が必要かもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
任天堂<7974>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:65,360円
下値目安:57,010円
※4/26終値61,450円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.3%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「65,360円」、下値は「57,010円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、横這いで推移している25日、75日移動平均線を上抜けします。よって、そのまま上昇を期待したいところですが、それほど大きな上昇は期待できないでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の25日、75日移動平均線から大きくマイナス乖離します。そこから多少の反発は期待できますが、そのまま下落に勢いがつく可能性もあるでしょう。
もし、ここから下落し、この目安に近づく動きが見られた場合は、過去に10%以上、15%以上の下落があったことをふまえて慎重に売買するのが良いでしょう。
このように同社は、これまで好調に推移してきましたたが、ここでブレーキがかかる可能性があります。上昇時は、それほど大きな上昇が見込めません。
むしろ、下落時はこれまでの流れが変わり新たな展開を迎える可能性があります。これらを考慮すると、これまでの好調さは、ここで終焉したと考え、慎重に売買するのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/5/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】