なぜ12月は、この「3業種」だけ利益を狙うのが難しいのか?

2020/12/12

 

「この銘柄は下がるから、今が利益確定のチャンスだ!」と思って売却したのに、そのあと株価が上昇するという経験をしたことはありますか?

反対に、「この銘柄は上がる!」と思って買ったのに、買った直後に下落し「いつ損切りすれば良いのだろう」という経験をしたことはありますか?

この12月はそのようなことが起きやすい月でもあります。なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか?今回は「なぜ12月は、この3業種だけ利益を狙いにくいのか?」を考えながら、その理由を解説します。

 

なぜ12月は、この「3業種」だけ利益を狙うのが難しいのか?


このグラフは、12月の月初に各業種の全てを買い付け、月末に売却したときの結果を表したものです。もし、月初に買い付けた株式が、月末に上昇していれば、それは利益になります。反対に、下落していれば、それは損失になります。

これを見ることで、その月に「上昇しやすい業種」と「下落しやすい業種」を把握することができます。その結果が、このグラフです。

シナジスタ:なぜ12月は、この「3業種」だけ利益を狙うのが難しいのか?
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

このグラフを見ると一目瞭然でしょう。12月は市場全体が上昇傾向にあることに伴い、36業種中「33業種」が上昇傾向にあります。

しかし、注意しなければならないのが、「不動産」「倉庫」「窯業」の3つの業種だけ、利益を狙うのが難しいということです。

年間の中では、利益を狙いやすい相場ではありますが、安易にこの3つの業種を売買してしまうと、思ったように株価が上昇せず、利益を失う可能性があります。

このように全体的には良い傾向だが、安易に選択してしまうと、他の月と同様に、利益を上げることに難しさを感じるのが、この12月と考えられます。

もちろん、これにはファンダメンタルの要因など様々な要因で、このような傾向があると考えられるでしょう。

ただし、その本当の要因を掴むことは、よほどの専門家でない限り、非常に難しいと考えられます。だからこそ、そのような要因を調べて株価を予測するよりも、データ分析を使って「毎年の傾向を把握する」ほうが、株価の動きをつかみやすいでしょう。

 

12月に上昇しやすい業種~TOP3~


では、全体的に上昇傾向のある12月の中でも、特に上昇しやすいトップ3の業種を見てみましょう。

1位:医療品
2位:保険
3位:陸運

これらの業種は、15%以上の上昇が期待できます。これは年間を通じても、大きな上昇傾向です。4位以下も他の月と比べると、大きく上昇しています。

つまり、この12月は年間の中では、比較的大きな利益を狙える月だと考えられるでしょう。

ただし、大きな利益を狙えるからといって、利益確定をせずに持ち続けることは得策ではないでしょう。

個別の銘柄で利益を大きく狙うよりも、一定の基準を設けて、細かく利益確定をしながら、着実に利益を積み上げるような戦略が良いかもしれません。

具体的には、「10%前後まで上昇したら利益確定し、次の銘柄を買い付ける」など、何らかの投資基準に沿って、売買するのが良いでしょう。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

 

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