壱番屋<7630>10/7第2四半期決算発表。直近で25日移動平均線が75日線を上抜けし株価上昇中…決算発表で年初来高値更新の可能性は?
10/7に第2四半期決算発表を迎える壱番屋<7630>。コロナ・ショックにより一時3,500円台まで下げましたが、現在は5,600円付近まで回復しています。
1/23につけた年初来高値「6,130円」までは、まだ10%ほど離れていますが、現在、昨年の同時期の株価よりも高い位置にあります。
そのような中、第2四半期決算を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
壱番屋<7630>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、直近3ヶ月の間は、75日移動平均線を下値の抵抗線として反発し、上昇を続けてきました。9月に入り、25日移動平均線が75日線を上抜けしたことで、現在まで短期的に強い上昇局面にあると考えられます。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(9月中旬~10月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が16回、下落傾向が4回見られます。この数字を見る限り、明確に上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、2003年の大きな上昇を含め、5%以上の上昇は4回見られます。その他は、5%未満の上昇であることが確認できます。
これらを考慮すると、上昇傾向はあるものの、大きな上昇をする可能性は低いと考えられるでしょう。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
壱番屋<7630>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,940円
下値目安:5,400円
※9/23終値5,640円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約5.2%、下落幅は約4.2%と考えられます。よって、上値は「5,940円」、下値は「5,400円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、現在好調ではありますが、1月の年初来高値までは上昇しないと考えられるでしょう。当面は、6,000円台を目指して動く可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けします。そうなると、短期的にもみ合いが続くかもしれません。
このように、現在25日移動平均線が75日線を上抜けした好調な局面ではありますが、年初来高値までの到達はまだ時間が掛かりそうです。また、これまでの上昇幅を見ると、過度な期待はしないほうが良いかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/10/5時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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