なぜ、7月の株式市場は「8割」の業種が下落してしまうのか?

2020/07/11

 

「この銘柄は上がる!」と思って買ったのに、買った直後に下落するという経験をしたことはありますか?

反対に、「この銘柄は下がる!」と思って買うのを見送ったのに、そのあと株価が上昇するという経験をしたことはありますか?

この7月はそのようなことが起きやすい月でもあります。なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか?今回は、「なぜ、7月の株式市場は8割の業種が下落するのか?」を考えながら、その理由を解説します。

 

なぜ、7月は「8割」の業種が下落するのか?


このグラフは、7月の月初に各業種の全てを買い付け、月末に売却したときの結果を表したものです。もし、月初に買い付けた株式が、月末に上昇していれば、それは利益になります。反対に、下落していれば、それは損失になります。

これを見ることで、今月「上昇しやすい業種」と「下落しやすい業種」を把握することができます。その結果が、このグラフです。

シナジスタ:7月業種別傾向
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

このグラフを見ると一目瞭然ですが、7月は、約8割の業種が下がりやい傾向にあります。反対に上がりやすい傾向のある業種は「約2割」しかありません。

つまり、この7月は上がりやすい銘柄を探すのは、難しい株式市場であると考えられます。もちろん、これは個別銘柄ではないので、個別に見たら違った結果が出るでしょう。

しかし、株式市場全体で見ると、このように不利な状況なのが、この7月なのです。もちろん、これにはファンダメンタルの要因など様々な要因で、このような傾向があると考えられるでしょう。

ただし、その本当の要因を掴むことは、よほどの専門家でない限り、非常に難しいと考えられます。だからこそ、そのような要因を調べて株価を予測するよりも、データ分析を使って「毎年の傾向を把握する」ほうが、株価の動きをつかみやすいでしょう。

 

7月に上昇しやすい業種~TOP3~


8割の業種が下落する7月ですが、このようなときでも、上昇しやすい業種があります。以下は、トップ3の業種です。

1位:小売
2位:その他製造
3位:サービス

ただし、注意点があります。それは上昇幅がそれほど大きくないことです。1位の小売業でも7%前後の上昇にとどまっています。2位以下は、3~4%の上昇にとどまっています。

つまり、上昇しやすいといっても大きく上昇するわけではないことが分かります。これをふまえると、小さな利益を狙いにいく戦略が良いかもしれません。

例えば、「3~4%上昇したら利益確定し、次の銘柄を買い付ける」など、何らかの投資基準に沿って、売買するのが良いでしょう。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

 

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