ベネッセホールディングス<9783>5/25の本決算発表。コロナ・ショックで下落後も通信教育への期待が集まりV字回復…決算発表で株価さらに上昇?
5/25に本決算発表を迎えるベネッセホールディングス<9783>。コロナ・ショック直前に2/10に年初来高値更新したものの、その後急落しました。一時2,134円まで下がりましたが、すぐに大きくリバウンドしました。
直近は、下落前の3,225円の高値を越えて再度年初来高値を更新しています。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ベネッセホールディングス<9783>の本決算前後の株価動向は?
ベネッセホールディングス<9783>は、昨年5月に3000円台から2500円前後まで下げたのち、徐々に上昇し、年明けの2月に年初来高値を更新しました。コロナ・ショックを影響を受け2000円前半まで下げましたが、大きくリバウンドし、直近は年初来高値を再度更新しています。
では、本決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が11回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、下落傾向が強いことが分るでしょう。特に同社は、10%以上の下落が11回中9回あるので、下落する場合は、やや大幅な下落になることが読み取れます。
よって、このデータ分析を見る限り、決算発表によって、株価が大きく上昇する可能性は低いと考えられるでしょう。反対に、大きく下落する可能性が高く、その際にはリスクが大きくなると考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ベネッセホールディングス<9783>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:3,300円
下値目安:2,590円
※2020年5/7終値3,075円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約7.4%、下落幅は約15.7%と考えられます。よって、上値は「3,300円」、下値が「2,590円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、下値に到達した場合は、現在の株価から大きな下落になります。15.7%という数字で、大きく感じますが、実際に株価で見ると、よりその大きさを実感するのではないでしょうか。
なお、現在の株価は下から順に75日移動平均線、25日線、5日線と並ぶ上に位置しており、短期的な上昇トレンドを形成しています。これをふまえると、感覚的には上昇を考えてしまうかもしれません。しかし、同社の過去の状況をふまえると、下落のリスクも十分に考慮したほうが良いでしょう。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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