感情トレードをやめる方法

2023/08/05

こんにちは、石田です。

 

今日は「感情トレードをやめる方法」についてお話ししようと思います。

つい先日までまぁまぁの期間、全般保合いで方向感なく推移していたマーケットが株、為替、商品などカテゴリー問わず数日前から動きが活発化しています。

活発化しているという事は投資家やトレーダーが「激しく売ったり買ったりしている」わけですが、この売買の大半はいわゆる「感情トレード」と呼ばれるものです。

感情トレードとは、目先のマーケットが短時間でそれなりの値幅上がったり下がったりするのを見て一喜一憂しながら「慌てて動いた方向を追いかける」トレードなんですが、このスパイラルに巻き込まれているトレーダーは「やればやるほど損失を垂れ流す」事になります。

 

今これを読んでいるあなたも過去に経験があるかもしれませんし、今まさに感情トレードを繰り返している段階のトレーダーかもしれません。

なので、このような話は耳が痛いかもしれませんが、私も以前は「感情トレードを繰り返して大きな損失を積み上げたトレーダー」なので、気分を害さないでください。

というか、私はその経験をもとに「どうすれば感情トレードを辞められるか?」という方法がお話しできますので、該当する方にはむしろ耳を傾けていただきたいです。

 

感情トレードのフローは

■マーケットが激しく動く

■その状況を見て一喜一憂し、エントリーする

■エントリーしたとたんにマーケットは逆方向へ動き始める

■結果的に損失となる

こんな感じだと思いますが、感情トレードからもたらされる結果を改善するためにまず知らなければならないことは「感情トレードを生み出す原因」です。

多くの場合、マーケットが短時間で大きな幅動いているのを見て「あぁ!急がないと乗り遅れてしまう!!」という感情が働き、慌ててエントリーしています。

つまり、感情トレードの根本原因は「焦りの感情」という事です。

 

感情トレードを生み出しているのが焦りの感情という事がわかれば「トレードをする場面で何をそんなに焦っているのか?」を考える必要があります。

厳密にいうと人それぞれの部分ではありますが、焦りの感情はおおきく2つ、
・早く儲けたい
・早く損を取り戻したい
です。

もうわかりましたね、ここで結論です。

感情トレードをやめるためには
・早く儲けたい
・早く損を取り戻したい
という焦りの感情を「感じないように工夫をする事」となります。

 

私が直接トレードコーチングをしていれば、この工夫は簡単なことですぐに改善されますが、そういうわけにもいかないので今日はコツをお伝えしておきます。

まず、
・マーケットは一切コントロールできない
・トレードは勝ち負けを混在させて利益を生み出す行為
という事を正しく理解します。

その上でどう焦っても自分の投資資金では仮に思い通りに動いたとしても、「目先1回の勝ちトレードでは物理的に儲けたい金額に届かない」という事を意識します。

つまり、目先勝つではなく、今後長期的に勝ち続けることができないと「うまくいったとしても物理的に無理なんだ」と理解することで「良い意味であきらめがつく」のです。

さらにすべてのトレードで勝利することも「どんなに焦ったところで物理的に無理」なので、勝ったり負けたりの差額をコツコツ積み上げることで儲けたい金額に届かせるしかない。

と意識します。

これでも良い意味であきらめがつきますよね。

あきらめがつけば、そこで焦りの感情は自然と消えていきます。

 

もし、今現在感情トレードを繰り返して損失を垂れ流している場合は
・なぜそんなに焦るのか?
・物理的に無理なんだからそんなに焦るな
と自分に言い聞かせてみてください。

焦りの感情が消えたとたんに肩の力も抜け、気持ちも楽になります。

落ち着いてマーケットを眺めることで本来のトレードの実力が発揮できるでしょう。

 

それではまた!

 


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