状況によって感じ方が変わる

2022/03/15

こんにちは、石田です。

今日は比較的温かいです。
ここ数日、ずっと寒かったので少し気温が上がるだけでも温かく感じますね。
温度計を見ると15度をさしていました。

でも良く考えると・・・。
人間は寒い季節(冬)の15度をとても温かく感じますが、
温かい季節(春~夏)の15度はとても寒く感じてしまいます。

つまり、その時の状況によって目の前の事象の感じ方が違うわけです。

このような「状況によって感じ方が違う。」と言う部分はある意味「人間らしい」と言える部分なのかもしれません。

しかし、この「状況によって感じ方が変わる」という人間らしさは

「マーケットでトレードを行う」

と言う事を前提に考えると

「あまり良い事ではない」

のです。

なぜなら

「受け入れなければならない目の前の状況を、自分の都合の良い方向へ感じ方を変えてしまうことにつながるから」

です。

そこで今日は

「流れに逆らわず、下げる場面では素直に売る!」

と言うことを実行するためのヒントをお話しをしておきたいと思います。

先日の経済ニュースの見出しには

「大学・高校生の就職内定率 共に悪化「氷河期」予感」

とかかれていました。

実際にはまだまだ就職がなかなか決まらない厳しい時代ということですね。

私は上記を理由に今後のマーケット予測をするつもりはありませんがこのような状況を見ても

「しばらく厳しい状況が続いてもおかしくは無い」

と思います。

つまり、これからまた下げ始めてもおかしくないと言うことです。

本日の気温のように上がる事はあっても

「季節そのものが変わらなければ本当の上昇ではない」

わけですから、この様な事を冷静に受け入れ、必要な場面では

「冬に売る」

と言う当たり前の行動を起こさなければなりません。

このメールマガジンの読者さまは皆さんそれぞれ、自分の得意(もしくは気に入っている)なトレードスタイルがあるでしょう。

そのトレードスタイルは

「このような状況下でスムーズに売りトレードを仕掛ける事ができるトレードスタイルですか?」

もしもあなたが・・・。

「う~ん・・・。自分は裁量スタイルだから、売買方向を決める時に、もうそろそろ上昇しそうだ。なんて思ってしまうからなかなか売れないね・・・。」

と仰る場合、このような場面でスムーズに売りトレードを行う方法をお話しておきましょう。

実は自分の感情を一切排除して必要な場面で売りトレードを仕掛けるのは・・・。

「システムトレードスタイルが一番手っ取り早い」

のです。

裁量トレードのエントリー時の売買判断基準は

「ファンダメンタルやテクニカルを加味した上で自分の感情が主となり、
それによって売るか買うかが決定」

します。

つまり、その場面の状況によって自分がどう感じているのかが実際のエントリーに大きく影響をもたらすと言うことです。

その場面で「もう、これ以上下げないだろう」と言う感情が強く働いているとトレードは
「買いに偏る」ことになり、売りと言う選択肢がなくなります。

しかし、システムトレードの場合、

「売買判断基準がその場面の状況(ファンダメンタルズやテクニカル)ではなく、
過去の値動きデータが基となっている為にエントリー時点では既にルールが作成され、売買方向も確定済み」

です。

つまり、

「そのトレードスタイルに対して腹が決まり実践に至っているのであれば、
そのルールが売りサインを出したことに対して、その場面で買うと言う選択肢そのものが存在しない」

ということです。

わかりやすく言うと

裁量トレードであればエントリー時に

「売るのか、それとも買うのか?」

で悩むわけですが、

システムトレードであれば、既に売ることは確定しているので

「エントリーするしかない!」

のです。

もちろんここで、そのシステムトレードルールそのものに対して腹が決まっていなければ

「エントリーするのか、それともしないのか」

と言う選択を迫られる場合もあるわけですが・・・。

どちらにしてもあなたが裁量トレーダーで

「これまで暴落場面で何度も売りそこなった経験を持つ」

のであれば一度、売買サインを導き出すアプローチが違うシステムトレードと言うトレードスタイルを試してみることをおススメします。

システムトレードのトレードスタイルに腹さえ決まれば、マーケットが下落する場面で必要に応じて売りサインが出た場合、

「躊躇無く売ることが出来る」

ようになります。

それではまた!


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