前向きになる方法(後編)
こんにちは、石田です。
さて。
本日のコラムは前回の続き、
「気持ちの落ち込みを即座に改善」
し、
「前向きになる方法」
の後編です。
普段どおりに生活をしていても
仕事がうまくいかない。
とか、
プライベートが充実しない。
など、
「ため息が出そうな気分」
があると思うのですが、
その気持ちを改善して前向きになる方法ですね。
少し表現を変えると
「モチベーションを高める方法」
となります。
方法は大きくわけて2つ、
・強引な方法
・テクニカルな方法
があり、前回は強引な方法の
「インカンテーション」
をご紹介しました。
インカンテーションはとてもパワフル且つ有効な方法ですが、
残念ながら内気な人が多い日本人には
「恥ずかしい」
という理由から使いこなせない人も多いです。
そこで今回はもう一つの方法として
「テクニカルな方法」をご紹介します。
このテクニカルな方法は全部で3ステップ、
STEP1:質問
STEP2:質問(特定&改善計画)
STEP3:行動
となり、
短時間でモチベーションが高まります。
それぞれのステップの内容をご説明する前に
抑えておきたいのがこのテクニカルな方法の
裏付けとなる理論で
「行動>気持ち」
つまり、人の「気持ち」よりも
「行動」の方が影響力が強いという意味で、、、
簡単に言うと
仮に落ち込んでいたとしても
とにかく理にかなった行動(STEP3)を先に起こせば
気持ちはあとから自動的に前向きになる(モチベーションが高まる)
ということなんですね。
注意したいのは、
ただ何でもかんでもがむしゃらに行動すればよい。
ということではなく、
「理にかなっていないとダメ」
なので、STEP1と2も必要。ということなんです。
<STEP1:質問>
「気持ちが沈んでいる要因は何か?」
この質問を自分に投げかけて答えてください。
例:上司に仕事が遅いときつく怒られた
このような答えが出ても
「他には?」
と何度か続けてください。
イメージとしては
「気持ちが落ち込む要因をすべて拾い上げる」
感じです。
ここで出てきた回答がそのままSTEP2の
「特定」の部分になるので次に進みます。
<STEP2:特定&改善計画>
特定というのは
「気持ちを沈ませている本当の要因を特定する。」
という意味です。
そして要因を特定したら次の質問、
「この要因を改善するには何をどうすればよいか?」
となります。
そしてこの質問も先ほどと同じように
「他には?」
「他には?」
と何度も続けます。
さらにここで出てきたものに対して
「この中で最も改善する期待値の高い案はどれか?」
という質問も続けます。
ここまでの自分とのやり取りをすべて複合させ、
気持ちを沈ませている要因を改善するための
「具体的な案」
を出し、それを実践できるところまで
「計画へ落とし込む」
のがこのSTEP2となります。
例えば、上司に仕事が遅いと怒られたことで
気持ちが沈んでいるのであれば、、、
どうすれば仕事が速くなるのか?→〇〇のスキルを身に着ける
ということかもしれませんし、もしかすると
とりあえず上司のご機嫌を取り、上司を褒める!
みたいな本当はダメな方法かもしれませんが・・・。(笑)
<STEP3:行動>
そして最後のステップ「行動」です。
STEP2で導き出された改善計画に沿って行動を始めます。
すると何が起こるか・・・。
これがこの「テクニカルな方法」スゴイところなのですが、
「まだ結果が出てもいないのに、実際に行動が始まると
気持ちは自動的に上向き始める(モチベーションが高まる)」
のです。
そう、行動>気持ちなので、このような不思議なことが実際に起こるのです。
実際に試してみたらこの方法の凄さに気が付くと思います。
もしも行動し始めても気分が上がらないのであれば、
それは注意したいこととしてお話しした
「理にかなった行動ではない」
ということです。
言い換えれば
「その行動では要因を改善できない」
ということですね。
その場合はもう一度、
要因の改善計画から練り直してください。
いかがでしたでしょうか。
気持ちが落ち込んでやる気が出なかったとしても
今回ご紹介した2つの方法を知っていれば
簡単に気持ちを切り替えることができます。
「習うより慣れろ」
ではありませんが、そのような場面が来たら
実際にやっていただいた方が早く身につくと思います。
それではまた!
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