時間足とレバレッジのバランス

2021/11/30

こんにちは、石田です。

さて、今日は「時間足とレバレッジのバランス」についてお話ししようと思います。

結論から先にお話ししますが、トレードに利用する時間足とレバレッジのバランスが取れていなければ「目先の収益の増減からメンタル面のコントロールができなくなり、結果的に大きな損失へつながってトレードを停止する」事になります。

そうならないためにも「正しい形でトレードに利用する時間足を決定し、レバレッジとのバランスを取る必要がある」ということです。

バランスを取るには以下の3つを意識しておく必要があります。

* 時間足の決定(固定)
* 自己資金(トレード資金)の確認
* トレードルールの負け(損失)目安

まず、時間足を決定するために必要な理論からお話ししておきますと・・・。

トレードに利用するチャートの足のサイズはトレーダー毎さまざまだと思います。

話しの対象足は直接的にエントリーやイグジットに絡むものを指していますが、エントリーのフィルターに用いる場合などであれば、複数のサイズの時間足を利用することもあるでしょう。

この足のサイズですが、何も考えずにただやみくもにトレードを行うトレーダーを除き、通常は「自分のライフスタイルに合わせて決定するもの」です。

お勤めをされている場合であれば、刻一刻と変化する分足でのトレードには対応できないでしょうし、逆にトレードに割く時間がたっぷりある場合は週足を利用しても全くすることが無くなってしまいます。

このようなことから考えると、トレード書籍などで良い結果を残したルールがあり、使用する時間足のサイズが決められていたとしても、自分のライフスタイルに合ったものでなければ、どちらにしても継続は不可能です。

つまり、それだけ時間足のサイズ決定は重要項目であるということですね。

仕事やプライベートを含め、少々の予定変更が入っても余裕を持って継続できる足のサイズを選ぶことが重要です。

では、「ライフスタイルにさえ合わせていれば、どのようなサイズの時間足でも良いのか?」ということになるわけですが、正しくはこれだけではダメです。

そこで出てくるのが「自己資金(トレード資金)の確認」です。

この自己資金(トレード資金)の確認ですが先程の例に関連させて話しをすると…。

先程「トレードに割く時間がたっぷりある場合は週足を利用しても全くすることが無くなってしまいます。」と言いましたが、このトレーダーが時間はあっても「トレードに利用できる資金が少ない場合」はどうでしょうか。

時間があるからと何も考えずに

・ 時間足のサイズを小さく
・ レバレッジを上げて

トレードを行えば、マーケットが逆行した瞬間に資金は底をついてしまいます。

つまり、「トレード資金を鑑みながら時間足の決定を行う必要がある」ということになります。

これはどちらか先に。ではなく、並行的に思案するというイメージですね。

そして最後が「トレードルールの負け(損失)目安」です。

トレード対象とする銘柄によりますが、時間足にはサイズごとの「マーケットボラティリティ(価格の上下幅)」が存在します。

このマーケットボラティリティの範囲内でトレードシナリオ&ルールを作成する必要があります。

この時間足ボラティリティを加味して作られたルールはルールごとに「トレードルールの負け(損失)目安」が存在します。

これは連続負け回数などのデータもそうですが、重要なのは「負け続けた場合にドローするであろう損失額の合計目安金額」です。

いくら良いルールで時間足のサイズも自分のライフスタイルに合っていたとしても、負け続けた場合に自分の用意したトレード資金範囲内に収まりきらなければ結果的に負けることになってしまいます。

そこで「時間足に対してレバレッジを調整し、バランスを取る」ということになります。

例えばレバレッジを当初よりも引き下げれば、それによって「負け続けた場合にドローするであろう損失額の合計目安金額」に納めていくことができるでしょう。

いかがでしたでしょうか。

ここまでの作業はいたってシンプルです。

でも、軽視するとあっという間に資金が底をつき、負けてしまうことになる重要なポイントです。

今一度自分のトレードスタイルを振り返り、「正しい形でトレードに利用する時間足を決定し、レバレッジとのバランスがとれているか?」

を考えてみてくださいね。


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