マーケットの移り変わりに規則性は無い

こんにちは、石田です。

朝は日に日に寒くなっていますが、日中は暖かく過ごしやすい日が続いています。

今日も秋晴れの気持ちよい天気で、窓を開けているとさわやかな風が部屋を通り抜けていき、心地よいです。

そんな中、ここ最近のマーケットは大荒れの模様で、

・株式や商品のロングスタンスのトレーダー
・円キャリートレーダー

は多くの撤退者が出ているようです。

実はこのような荒れるマーケットでも「売り買い両方のルールを持ち、明確なルールを守り通すことが出来る、トレードスタイルを確立したシステムトレーダー」は、ボラティリティの拡大はあれど、普段とあまり変わらないトレードライフを送っているのが現状です。

「それはどういうこと?システムトレードの方が有利だと言いたいわけ?」いえ、そういうわけではありません。

システムトレードであっても、現物株主体のトレードであれば厳しい局面ですから。

そうではなく、マーケットが高騰しようが暴落しようが、事前に「今後のマーケットの予測はできない、つまりマーケットは不確実なものである。」と定義づけてトレードを行っているのであれば、裁量トレーダーであっても現在の局面で売り買いのルールが交錯するために、特に普段とは変わらず、トレードができているはずです。

確かにシステムトレードであれば、スタイルそのものがシステマチックであるために裁量スタイルよりは予想をしないということを受け入れやすくなることは事実です。

で・・・。せっかく?マーケットが暴落しているわけですから、今日はひとつの方法をお話ししておきましょう。

マーケットは「極端な暴騰、極端な暴落、どちらでもマーケットからの撤退者を排出します。」

人間の心理として、マーケットがこれまでにないほどの上昇を見せれば「もういい加減に下がるだろう・・・。」と売り圧力が強まり、「さらに、予想もつかないほどの上昇を見せ、売りポジションをキャリー出来ずに撤退者を作り出します。」

暴落も同じです。

大きく下げれば、「さすがにもう上がり始めるだろう・・・。」という場面で買い圧力が強まり、さらに1段、2段と下げてポジションがキャリー出来ずに大きな損切りを出し撤退。という流れを作ります。

このような局面で撤退しないための一番簡単な方法は、先ほども出てきましたが、マーケットは不確実なものであると定義し「事前にロスカットするポイントを明確にしておき、実行する」ことです。

これさえ実行できれば、次に話す方法を実行し、大きなチャンスを掴める可能性が上がります。

では、その方法について話します。

「高値からの売りよりも、ゼロからの買いの方が有利」これを頭に入れてください。

上昇期における売りスタンスは「どこまで上がるか見当もつかない」という、資金&精神的リスクを抱えた状態で売らなければならないわけです。

実際に数年前と比べて銘柄価格の300%を超える伸びを見せる銘柄などはざらにあるわけですから、「もういい加減に下がるだろう、いや下がってほしい」という、「希望的観測で売っている」わけです。

反対に「ゼロが見えているところからの買いはどうでしょう?」

株の倒産リスクを除き、差金決済が目的の銘柄であれば「ゼロ以下は存在しない」わけですから、下がる限界が見えているところで買う行為は、資金&精神的リスクを考えても、とても有利なわけです。

だって、ゼロ以下には下がらないわけですから「大きな損切りを出さないままに、ゼロに近いところで仕込んだ買いポジは何れ宝となる」わけです。

シンプルで当たり前の話のように感じるかもしれませんが、知っていることと「実行できる」ことは全く意味合いが違います。

これを利用して利益を得ていなければ知らないことと同じです。

具体的に銘柄名を示すことはできませんが、ここ最近の暴落マーケットであれば、多くの銘柄で「ゼロが見える」のです。

ゼロが見えるというのは、ゼロまで買い続けても撤退しないトレードシナリオが書けるということを意味します。

しかし、ほとんどのトレーダーは「この大チャンス場面で買いシナリオを書けるだけの資金を残していない」のです。

これが9割のトレーダーが負け続けてしまうカラクリの一つです。

それだけに「ここ」に相場で生き残るためのヒントがあるのです。

なぜなら、ゼロから買うわけですから、特段大きな上昇を迎えなくても、ここから買えるトレーダーは確実に資産を増やします。

でも、残念なことに多くのトレーダーは買えるだけの資金がありません。

つまり、「このような場面で買えるだけの資金を残しておくにはどうすればよいのか?

これに自分流の明確な答えを持つことが出来るトレーダーが生き残る。ということです。

この答は今回のコラムに織り込んでありますので、あなたのトレードスタイルに合う形で、且つ実践で使える答えを導きだしてください。

現時点で勝ち続けるトレードスタイルを確立できていないのであれば、必ずあなたのトレードスタイルに変化が表れるはずです。


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アイフィス・インベストメント・マネジメント株式会社
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