自分のみらい年表

2021/03/22

こんにちは、石田です。

さて。今日は「自分のみらい年表」についてお話ししたいと思います。

つい先日のコーチングセッションで「何かしら目先の事象に対して『決断(判断)』する場面で正しい判断がしたい」という相談をされて私が行ったアドバイスが「自分のみらい年表を作ってみる」です。

そのクライアントさんは自分の人生を振り返ってみて、、、

過去の決断の結果、今があり、その現状に満足していない様子で、上記の相談をされました。

人は必ず「自分の価値観に沿った判断を行う生き物」ですから、その場面ではそのクライアントさんにとって正しい決断であった。

と信じて問題はないのですが、より良い判断があったのかもしれないと考えての相談です。

なぜ相談に対する私の回答が「自分のみらい年表の作成」なのかというと、、、

その方の決断(判断)の傾向として「目先の利益を優先する、目先の欲求を満たすための決断」が多く、後々の結果を見ていくとクライアントさんがあとから「もっと違う決断(判断)があったのではないか?」と、考えているように見えたためです。

目先だけではなく、後々のことまで考えて(想定して)決断を下すのに「自分のみらい年表」は役立ちますのでここまで読んで上記のクライアントさんと同じように感じている方はこの後も引き続き読んでみてください。

・この年表を作ることで何が見えてくるのか?

・どうして目先の決断、判断に役立つのか?

については「実際に作ってみれば勝手に理解できる(笑)」と思いますので早速作り方の説明に入ります。

手書きでも構いませんが、エクセルなどを使うのが理想です。

みらい年表はベースの形を作って、その後から人それぞれ違った内容で肉付けしますのでまずはベースの形を作っていきます。

1:一番右の「列」に一つ空けて西暦で上から縦に「年」を入れる(2018、2019、2020・・・)

2:一番上の2つ目の「行」に自分の名前を書き、名前下の「列」にその「年」の自分の年齢を縦に入れる(45、46、47・・・)

3:自分の年齢が入った列の右隣を一つ空け、その右隣(左から4つ目の列)の一番上にもっとも重要なパートナーの名前を書き、自分と同様に下に年齢を入れていく

*既婚者は配偶者、未婚であれば恋人、もしくは家族(親、兄弟)

4:パートナーの右隣の列も自分と同様に一つ空け、必要に応じて右隣に重要なメンバーを増やし、それぞれ年齢を入れる

例:2行目(自分)4行目(嫁)6行目(息子)8行目(娘)・・・

*この時点で西暦〇〇年にそれぞれのメンバーが何歳なのかがすぐわかる状態

5:自分も含め右隣の空いている列のセルに、「西暦」と「年齢」を見てその年すでに確定しているビッグイベントを入れていく

例:〇〇年 自分 定年退職//〇〇年 息子 転勤//〇〇年 娘 大学卒業・・・

ここまででベースの形が出来上がります。

実際に作ってみると分かりますが、「自分が何歳の時に自分にとって重要な役割を持つ人物が何歳で、しかもこんなビッグイベントが控えている」というのが時系列で確認できた時点でこれまで見えていなかったものがたくさん見えてくると思います。

この段階ですでに「目先の利益追求、目先の欲求を満たすだけの判断はしなくなる」と思いますが、これに更なるイベントを追加していきます。

自分を含めた各メンバーの確定イベントの右にそれぞれ列を追加挿入し、

・支出を伴うイベント

・未確定の想定されるイベント

を「できるだけ想像を膨らませながら」入れていきます。

・自家用車の買い替え

・自宅の購入(リフォーム含む)

・介護(親)

・結婚(息子)

・就職(娘、一人暮らしスタート)

・出産(自分が〇歳の時に子供(孫)が〇歳になる)

etc・・・。

さて、ここまでのみらい年表が完成してみていかがでしょうか。

おそらくですが、年表を作る前と後では脳内の状況が大きく変化していると思います。

あくまでも例ですが、、、

「あっこの時計カッコいい!かなり高いけど買っちゃおうかな~」

とか、

「彼女には悪いけど結婚はまだ先でいいや、当分自由に遊びまくろう!」

なんていう目先の気分だけで決断、判断するという安易な行動はとれなくなると思います。

過去を振り返ってみて思い当たる節がある方は参考にしてみてくださいね!

 


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