長期的に得られるであろうお金の総額で判断
こんにちは、石田です。
先日、クライアントさんの会社にお邪魔していた時の話です。
社長と話をしていると社長室に二人私もよく知っている社員さんが入ってきて(たぶん共に30代前半)
Aくん:「社長ちょっとよろしいですか、昨日の話ですが決まりました。」
Aくん:「私は早く帰れる方を」
Bくん:「私は手当の方で」
とのこと。
何の話か気になったので、後で社長さんに聞いたのですが・・・。
どうやらその若手二人が4月から現在の出向先より少し遠い現場に移動になるようで、、、
それに対して社長は、遠方なので(片道30分の差、なので1日当たり1時間)
1:勤務時間を1時間短くして早く帰る
2:勤務時間は通常どおりで1時間分の手当が出る
どちらがいいか選べ。と伝えたそうで、その回答でした。
仕事時間が長くなるわけではなく、あくまでも通勤時間の話なので、まずこの時点で今回の「社長の気遣い」に対して評価したいところですが、今日はその話ではありません。
何の話なのか説明を受けた時点で私は「その後のAくんの成功を確信」しました。
念のため、会社を出て帰る前にAくんに
私:「Aくん、そげーはよ帰ってなんするん?(そんなに早く帰って何をするの?)」
と確認。
Aくん:「あー・・・。今、〇〇の資格を取る勉強してるんですよね、その免許持ってると〇〇の仕事も受けることができるんで。」
私:「マジで?スゲー!それ(免許)取ったら相当給料上がるやん!」
Aくん:「そうなんすよ(笑)」
ほらやっぱり。
重要なことなのでお伝えしておきますが、別にBくんの選択が悪いわけではありません。
「むしろそれが普通」だと思います。
30代前半で少しでもお金が欲しい時であればなおさら大半の人は
2:勤務時間は通常どおりで1時間分の手当が出る
を選択するでしょう。
Bくんは社長にそれを伝えるときにニコニコしていましたので。
心の中で「ラッキー!!」と思っているであろう様子が見て取れました。
でも、言い換えるとその選択は「目先のお金だけにフォーカスが当たっている選択」となります。
Aくんの選択は目先だけで判断していません。
あくまでも「長期的に得られるであろうお金の総額で判断」しているのです。
トレードも含めていえることですが、目先の事象に一喜一憂して「今が良ければそれでよい」を繰り返していると最終的には「普通かそれ以下の人生」を歩むことになります。
もちろん自分自身でそれを選ぶのであれば(価値観)それが悪いわけではありませんし、人から強制されるようなことでもありません。
あくまでも自分自身がより良い状態を望むのであれば・・・。
感情のコントロール(常に冷静に判断できる状態)を行い、目先だけで物事を判断しないように心がければよい。
ということです。
それではまた!
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