ダイドーグループHD(2590)の中間決算は、自販機チャネルの増収が全体を牽引し増収、先行投資による費用増があるも、概ね前年同期並みの営業利益を確保

2021/12/09



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説明会開催日:2021年8月30日
代表取締役社長 髙松 富也氏

◎グループミッション2030の実現に向けた取り組み
▽基本方針
・成長性・収益性・効率性の高い事業ポートフォリオの形成をめざす
・国内飲料事業のイノベーション
・海外での事業展開の拡大
・非飲料事業での第2の柱の構築
▽ロードマップ
・2021年度までは「基盤強化・投資ステージ」として一時的には減益となるが、持続的成長の実現をめざした先行投資を行う
▽2021年度の重点施策と進捗状況
①自販機網の強化拡充
・引上げ抑止施策が奏功し、引き続き設置台数は増加基調を維持
・新規設置台数も前年を大きく上回る
・インサイドセールスチームの実績が着実に積み上げ
②スマート・オペレーション全社展開
・2021年上期までに全営業所の約25%に展開済み。同時に、未展開先でも業務転換を順次実施中
・2022年4月までに、直販(ダイドービバレッジサービス)における全社展開完了をめざす
・世界的な半導体不足により、通信機器の調達に一部遅延のリスク
・EX(従業員エクスペリエンス)を高め、「お客様」「ロケーションオーナー」に選ばれる価値を提供していく

 

◎決算概要
・売上は前年同期比+2.8%の799億円、営業利益は△1.3%の27億円
・自販機チャネルの増収が全体を牽引
・先行投資による費用増はあるものの、概ね前年同期並みの営業利益を確保
・特別損益の改善により、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比36.1%増
▽通期予想
・売上は前期比+4.0%1,645億円、営業利益は△25.0%の42億円を予想
▽セグメント別
・緊急事態宣言の発出の影響を受ける中、国内飲料事業は増収増益を確保
・海外飲料事業は、主力のトルコ飲料事業で為替変動により日本円換算で売上が目減り
▽新型コロナウイルスの主な影響と今後の対応策
・コロナ禍による経済の変化は、業績に一部影響を及ぼしているものの、現時点で業績予想修正の必要はない
▽営業利益の増減要因
・国内飲料事業は、自販機チャネルとサプリメント通販の増収により、売上総利益が増加
・海外飲料事業は、トルコ事業における原材料価格や物流費の高騰などが影響
・ダイドーファーマのライセンス契約(2021年6月締結)に伴う費用などを計上

 

◎サステナブルな企業価値創造への取り組み
▽希少疾病の医療用医薬品事業への参入の意義について
・「非飲料事業での第2の柱の構築」に向け、希少疾病の医療用医薬品(オーファンドラッグ)事業へ参入
▽ダイドーファーマのめざすビジネスモデル
①フェーズⅢ(患者を対象に「有効性」を確認)以降のプロセスに特化した事業展開
②固定費をかかえない、バーチャルファーマ的な事業運営
▽専門人材の獲得と活躍できる企業風土(サプリメント通販/ダイドーファーマの共通点①)
・新規事業展開に必要な専門人材は社外から積極的に登用、採用した専門人材が活躍できる企業風土
▽長期視点での事業育成(サプリメント通販/ダイドーファーマの共通点②)
・持たざる経営の推進による新規事業育成
▽サステナブルな事業ポートフォリオ形成に向けて
・既存事業の再成長と成長分野の育成により、事業を持続的に成長させる「両利きの経営」を行う
▽ガバナンス体制の強化
・第46回株主総会において、医薬品業界出身の社外取締役を新たに選任(2021年4月16日付)
・次期中期経営計画に向けて、ガバナンス体制をさらに強化するため、独立社外取締役を委員長とする指名報酬委員会を設置(2021年8月30日付)
▽社会のサステナビリティへの貢献による企業価値向上
・2030年に向け、DyDoグループがめざす社会は、「世界中の人々が楽しく健やかに暮らすことのできる持続可能な社会」
・この実現のために、グループ理念に沿い、ステークホルダーとの共存共栄のもと、環境の変化に対応したチャレンジを続けていく

 


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