エーアイテイー(9381 東証一部)

2013/11/08

中国からのコンテナ輸入に強みを持つ国際貨物輸送業者
15 年2 月期以降も2 桁の売上高及び営業利益成長が続こう

業種:倉庫・運輸関連業
アナリスト:松尾十作

◆中国からのコンテナ輸入に強みを持つ国際貨物輸送業者
・エーアイテイー(以下、同社)は、国際貨物輸送事業とサードパーティ・ ロジスティクス(3PL)事業を営んでいる。
・荷主と実際の運送を行う運送事業者との間に立って,貨物の運送 取扱及びそれに付帯する業務を行う者をフォワーダーと称するが、 同社は独立系フォワーダーである。
・同社の強みは中国に対する輸入及び輸出の貨物輸送である。中国に 多数の拠点を擁し、また上海、青島、香港などの主要港から週に30 便 以上もの混載サービスを提供している。

◆14 年2 月期第2 四半期累計売上高は同社予想を下回る
・14/2 期第2 四半期累計決算(以下、上期)は、前年同期比12.3%増収、 19.0%営業増益だった。同社が期初に見込んだ業績に対する達成率 は売上高で93.6%、営業利益で102.0%であった。
・売上高が期初予想に対し93.6%と未達だった要因は、主に輸送貨物 量が83,129TEUと期初予想比12.1%減となったことにより、輸送貨物売 上高が期初予想に対し706 百万円の未達となったためである。同様に 営業利益が102.0%となったのは、主に円安ドル高要因に負う点が大き い。

◆中期業績予想を見直し
・14/2 期について、同社は売上高前期比19.7%増、営業利益同11.4% 増、経常利益同10.7%増、純利益同15.6%増と、期初予想を据え置い た。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)の業績予想も、同社予想と 同水準を見込んでいる。
・当センターでは13/2 期実績及び14/2 期予想をふまえ、前回レポート の中期業績予想を見直し、16/2 期までの成長率は、売上高で年率 14.2%増(前回レポート9.3%増)、営業利益で同11.4%増(同6.5%増) と予想した。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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