ワイヤレスゲート(9419 東証マザーズ)

2013/08/23

アグリゲーターとしては最大手、ストック型の課金ビジネスモデル
サービス会員数を順調に伸ばし、業績は順調に推移

業種:情報・通信業
アナリスト:松尾十作

◆高速ワイヤレス・ブロードバンドサービスを提供
・ワイヤレスゲート(以下、同社)は、通信インフラを所有しない仮想移動 体通信事業者(MVNO:Mobile Virtual Network Operator)として複数 の無線通信事業者から通信インフラを借り受け、高速ワイヤレス・ブロ ードバンドサービスを、個人向けにワンストップで提供するアグリゲータ ーである。

◆13 年12 月第2 四半期累計決算は同社計画を若干上回り順調
・会員数が伸び、13/12 期第2 四半期累計決算は同社予想をやや上回 る業績だった。13/12 期については、売上高7,017 百万円(前期比 27.6%増)、営業利益800 百万円(同34.1%増)と同社は予想しており、 期初予想を変更していない。なお、株主還元には積極的な姿勢に変 わってきている。12/12 期の無配から、13/12 期の配当を期初には年80 円と計画していたが、年100 円に計画を変更した。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)は、売上高7,100 百万円、営 業利益840 百万円(同40.7%増)を見込む。当センターでは販売チャネ ル増効果により期末会員数42 万人(前期末比7 万人増)と予想する。

◆業績は拡大局面入りへ
・市場に開拓余地があり、中期的に二桁増収増益が続くと予想される。
・当面、事業拡大に必要な投資負担は小さく、新規会員数の増加などに よる増収効果が寄与し、利益の拡大が見込める。中期的には年率約 25%の利益成長を当センターでは予想している。今後、スマートフォン やタブレット端末の急速な普及により、ワイヤレス・インターネットブロー ドバンドサービスへのニーズが増加することと、販売チャネルの拡大が 同社の成長を後押しすると考えている。

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一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

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