SBSホールディングス(2384 東証二部)

2013/08/23

総合物流アウトソーシング会社、M&A により業界大手に急成長
今期は先行投資負担から最終減益へ、来期以降増益トレンドへ

業種:陸運業
アナリスト:松尾十作

◆ 物流事業を中心とした独立系総合アウトソーシング会社
・SBS ホールディングス(以下、同社)はM&A 戦略で成長した大手総合 物流グループである。拡大路線を掲げ、国際的なサード・パーティ・ロ ジスティクス(3PL)企業集団として、17/12 期に連結売上高2,000 億円 を目標としている。

◆13 年12 月期予想に変更なし
・13/12 期第2 四半期累計決算(以下、上期)は荷動きが低迷、加えて運 賃単価が下落したことで、売上高61,805 百万円(前年同期比1.7%減)、 営業利益703 百万円(同47.2%減)、経常利益534 百万円(同62.4% 減)、純利益149 百万円(同81.9%減)と減収減益決算だった。物流セ ンター移転集約費用やブランド統一費用を特別損失として計上した。
・同社は13/12 期の見通しについては、期初予想を変更していない。
・証券リサーチセンター(以下、当センター)も、13/12 期について、事業 セグメントの見方については同社予想とは若干の相違はあるものの、 全体の業績は、会社予想並みを見込んでいる。

◆中期見通しに変更なし
・当センターでは、14/12 期以降は、費用の正常化、合理化効果、新規 プロジェクトの寄与により増益に転じると予想している。今後は、3PL な どの事業戦略、倉庫などの各種プロジェクトへの投資戦略と物流センタ ーなどの資産の流動化、海外戦略に注目していきたい。

>>続きはこちら(1018KB)


一般社団法人 証券リサーチセンター
ホリスティック企業レポート   一般社団法人 証券リサーチセンター
資本市場のエンジンである新興市場の企業情報の拡充を目的に、アナリスト・カバーが少なく、適正に評価されていない上場企業に対して、中立的な視点での調査・分析を通じ、作成されたレポートです。

このページのトップへ