栄光ホールディングス（6053 東証二部）

2013/06/14

上場する学習塾では売上高トップ、総合力が強み、13 年3 月期は好決算

業種：サービス業
ｱﾅﾘｽﾄ：松尾十作

◆上場学習塾の中では売上高トップ
・栄光ホールディングス（以下、同社）は、「栄光ゼミナール」や語学教室「シェーン英会話」を中心に展開。幼児教育や小学、中学、高校、大学の受験指導を始め社会人教育、教材作成・印刷などの周辺業務を含む幅広い事業領域を持つ。上場する学習塾のなかでは売上高トップ。尚、同社は2011 年10 月に単独株式移転により設立された持株会社である。

◆13 年3 月期は実質的に過去最高の業績
・13/3 期決算はほぼ予想どおりの結果だった。実質的には微増収・微増益ながら2 年連続で過去最高売上・利益を更新するなど好調。学習塾部門が堅調に推移したほか、語学教育部門、語学教材部門が約10% の増収を記録した。

◆14 年3 月期も伸び率は低いものの増収・増益へ
・14/3 期について、会社は売上高42,450 百万円（前期比1.1％増）、営業利益4,250 百万円（同4.1％増）、経常利益4,140 百万円（同4.2％増）、純利益1,570 百万円（同2.3％増）を見込んでいる。教育事業が、学習塾・語学教室とも新校開設により増収を牽引する見込み。教育ソリューション事業は、テキスト改訂費用などがなくなり利益に寄与する見込みである。
・証券リサーチセンター（以下、当センター）では、同社の良好な2013 年の合格実績から生徒の確保が順調進むと予想し、14/3 期の会社予想は概ね達成可能と判断している。

◆中期的な想定株価は762 円～914 円
・同社の妥当PER を10 倍～12 倍と想定し、このPER 水準を当センターの16/3 期予想EPS76.6 円に適用して算出した株価水準は762 円～914 円と想定される。中期的な増益率予想を見直したことにより妥当PER水準を修正した。

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