配当の継続的な成長は株主還元姿勢の強化だけでなく、配当割引モデル(DDM)と呼ばれる理論株価を算定する根拠となり、ファイナンスの観点で重要視されています。そこで今回は、TOPIX500構成銘柄において、5期以上連続増配を達成しつつ、今期の予想配当も前期を上回り、その予想配当成長率が大きい15銘柄をピックアップしました。
予想配当成長率をベースとした銘柄リストとなるため、特別配当といった一過性の配当が計上されている可能性を留意する必要があるものの、増配率が大きいということは、企業側が今期の業績見通しに強気であるといったシグナルであると考えることができます。また、連続増配を続けてきた実績のある企業群であることから株主還元に積極的な企業と言え、長期で保有することで、その恩恵が受けられる銘柄であるとも考えられます。