島津製作所<7701>昨年後半からの上昇を維持し、年初来高値更新後も高値圏を推移中…再び年初来高値更新の可能性は?
2/5に第3四半期決算発表を迎える島津製作所<7701>。2019年以降、3,000円前後の長期的なボックス圏内での推移をしていましたが、昨年後半から徐々に上昇を開始しました。
その上昇は今年も続き1月には年初来高値を更新し、依然として高値圏を推移中です。
そのような中、第3四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
島津製作所<7701>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、昨年後半からの上昇傾向を維持したまま、現在も短期的な上昇トレンド中で、好調を維持しています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(1月下旬~2月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が14回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、この時期は上昇傾向にあることが分かります。
変動幅を見ると、上下ともにほぼ10%以内にとどまっています。10%を超えたのは3回のみです。それを考慮すると、比較的値動きが小さいと想定されるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
島津製作所<7701>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:4,350円
下値目安:3,835円
※1/20終値4,095円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.2%、下落幅は約6.3%と考えられます。よって、上値は「4,350円」、下値は「3,835円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、1月の年初来高値を更新することになります。こうなると、より勢いを増し、上昇基調が続くと考えられるでしょう。
反対に、下値目安に到達した場合は、現在下に位置している75日移動平均線のやや上に到達します。こうなると、25日線75日線の間でしばらくもみ合いが続き、これまでの上昇の勢いが失速するでしょう。
このように同社は、好調を維持し高値圏を推移していますが、さらに上昇が加速するか、それとも一服するかの分岐点とも考えられます。
それをふまえると過度に、このまま上昇が加速することを考えず、もみ合いが続くことも想定しながら投資判断をすると良いでしょう。
ただし、過去の状況を見る限り10%以上の下落がないとは言い切れませんが、比較的小さな値動きにとどまっているという要素もあります。
そういった意味では、再び年初来高値を更新するような動きがなければ、それほど大きな李瑛を期待できないとも考えらるので様子見も選択肢の一つかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/2/3時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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