ローソン<2651>夏場から下降が続き現在25日移動平均線、75日線共に右肩下がりに推移中…決算発表で上昇する?
1/8に第3四半期決算発表を迎えるローソン<2651>。昨年の3月のコロナ・ショック後は、すぐに株価を回復したものの、大きく上下動を繰り返しながら、去年の年末にかけて右肩下がりに推移しています。
また、25日移動平均線、75日線共に右肩下がりに推移しています。そのような中、第3四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
ローソン<2651>の第3四半期決算前後の株価動向は?
同社は、夏場以降は低調に推移し、依然として25日移動平均線、75日線ともに右肩下がりの状況が続いています。コロナ・ショック以前は6,000円台をつけていた同社株価も、現在は4,000円台後半まで下落しています。
そこで、決算を挟んだ1ヶ月間(12月下旬~1月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が9回となっています。この数字を見る限り、若干上昇に転じやすい可能性があります。ただし、直近5年間は下落傾向が多いのは気になるところです。
また変動幅は、2002年の上昇、2008年の下落以外は、10%以内に収まっています。それをふまえると、同社の株価は、あまり小幅の変動にとどまる可能性が高いでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ローソン<2651>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:5,010円
下値目安:4,510円
※12/21終値4,760円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.3%、下落幅は約5.2%と考えられます。よって、上値は「5,010円」、下値は「4,510円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、現在上位に位置する75日移動平均線付近に到達します。ただし現在の下降の推移を考慮すると、このまま横向きでの推移に変化する可能性が高いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、直近の年初来安値を更新します。そうなると、現在の下降が強まりさらに下降を続けることが想定されるでしょう。
このように同社は、データ分析から見ると、なかなか上昇のきっかけをつかめない状況だと考えられるでしょう。特に、現在下降していることと、直近の5年は下落傾向が強いことから、なかなか難しい状況が続くのではないかと考えられます。
それを考慮すると、無理に売買せず、しばらく様子見をするのも選択肢の一つではないでしょうか。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/1/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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