オリックス<8591>11/2第2四半期決算発表。3月の下落から、なかなか回復の兆しなく直近は75日移動平均線を下抜け中…決算発表で株価どうなる?
11/2に第2四半期決算発表を迎えたオリックス<8591>。コロナ・ショックでは、約1,900円から1,100円台まで急落しました。その後、やや回復を見せるも失速し、現在は、1,200~1,300円付近を推移しています。
直近は株価が75日移動平均線を下抜けいます。そのような中、第2四半期決算発表を迎えた同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
オリックス<8591>の第2四半期決算前後の株価動向は?
同社は、2/6の年初来高値1,958円から3月に年初来安値1,100円に到達し、その後低迷が続いています。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(10月下旬~11月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が8回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、過去に20%以上の変動が見られます。特に、下落の場合は30%以上のときもあります。これをふまえると、下落時は大幅下落があることを想定したほうが良いかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
オリックス<8591>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,446.5円
下値目安:1,129.5円
※10/26終値1,316.5円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約9.8%、下落幅は約14.1%と考えられます。よって、上値は「1,446.5円」、下値は「1,129.5円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、9/14につけた直近の高値1,425円を越えます。このときは、短期的に上昇する可能性があるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、7/31につけた安値1,136円を下抜けします。こうなると、さらに下落するリスクが拡大するでしょう。そして、そのときは年初来安値1,100円が下値の抵抗線になるでしょう。
現在、同社は横這いに推移する75日移動平均線を、25日移動平均線が下抜けしては上抜けし、また下抜けするように動いています。そして、株価がその下を推移しています。
以上をふまえると、株価がやや下がりすぎの印象もあります。よって、この決算発表次第で、さらに下落し低迷を続けるか、短期的に上昇するかの分かれ道になるかもしれません。
ぜひ、このような情報をもとにあなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2020/11/1時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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