東宝<9602>10/13第2四半期決算発表。夏場に失速するも堅調に上昇し4,500円目前まで上昇中…決算発表で年初来高値更新の可能性は?

2020/10/13

 

10/13に第2四半期決算発表を迎えた東宝<9602>。コロナ・ショックでは3,000円台の年初来安値を更新しましたが、6月には4,000円台まで回復。

しかし、そのまま維持できずに、7~8月には再度3,000円台前半下げていました。その後反発し、徐々に上昇を続けて現在の4,400円前後まで回復しています。

そのような中、第2四半期決算を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

東宝<9602>の第2四半期決算前後の株価動向は?


同社は、7~8月の下落から徐々に回復し、直近では4,500円の手前まで上昇しています。では、決算を挟んだ1ヶ月間(10月上旬~11月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:東宝<9602>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が6回、下落傾向が13回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、明らかに下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、上昇時と下落時の一部を除き、10%以内の変動にとどまっています。それをふまえると、下落傾向はあるものの、大きく株価が動く可能性は低いでしょう。

しかしながら、2008年に30%を超える大きな下落があります。過去にこのようなことがあったということは、再びこのような大きな下落リスクがあることは考慮したほうがよいでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東宝<9602>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:4,590円
下値目安:3,990円

※10/2終値4,310円を基準に計算

これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約6.5%、下落幅は約7.4%と考えられます。よって、上値は「4,590円」、下値は「3,990円」が目標株価と考えられるでしょう。

もし、上値の目安に到達した場合は、年初来高値を更新することになります。そのときは、これまでの堅調な上昇がさらに継続すると考えられるでしょう。

反対に下値の目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けし、節目である4,000円も下抜けします。その場合は、75日移動平均線よりは上位に位置するので、ここを抵抗線として推移する可能性があるでしょう。

このように同社は堅調に上昇を続けていますが、分岐点にきていると考えられます。過去の推移を見る限り、下落の可能性が高いですが、もし上昇した場合は、年初来高値を更新し、さらに上がることが考えられます。

その反面、過去に大きな下落があったことを考慮すると、4,000円を下抜けすることも考えられます。よって、このように判断が難しい場合は、無理に売買することなく様子見するのも選択肢の一つかもしれません。

ぜひこのような情報をふまえて、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2020/10/12時点に執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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