FM 今週のポイント(4月20日)

2015/04/20 <>

*それにしても強烈なリターンリバーサル相場になりました。2月以降上昇が継続していた、所謂クオリティー銘柄が全面安、しかも大幅な続落となり、反対に低迷が続いていたバリュー株が大幅に上昇しました。大幅上昇銘柄の代表格が9984ソフトバンク⇒4月6日の安値から4月17日の高値までの上昇率は13%です。そしてWTIの底打ち反転に連動していた8031 三井物産⇒同5.3%。さらには4月30日の日銀追加緩和期待もあり8306 三菱UFJ ファイナンシャルグループ⇒同9.3%。反対に急落銘柄は枚挙に暇がありませんが、代表格は2269 明治ホールディングスでしょうか⇒4月9日の高値から4月17日の安値までの下落率は18.2%です。食品株、薬品株、インバウンドを囃した小売株、電子部品株等の上昇を謳歌した銘柄群がセクターを問わず暴落に見舞われました。この背景は日経平均株価が4月10日に一瞬、2万円大台を回復(2分間だけ)して達成感が醸成されつつある中でギリシャ情勢等の海外発の悪材料に敏感になった内外投資家が利益確定売りを急いだことが発端だったと思います。ただし、利益確定だけではこれほどのインパクトは考えられず、HF等の暗躍が想定されます。いずれにしてもクオリティー株の下落により日経平均株価等の水準に比較して全般の調整が進んだものと思われます。

*よりマクロ的な視点で考えると今回の調整局面の背景はドル高・原油安のアンワインドにあります。ドル高・原油安を背景に低迷していた米国経済、特に米国企業の収益力が改善方向に向かうと考えられれば、相対的に優位性が高まった日本、欧州へ向かう資金が減少するはずです(4月1週、2週で1兆円以上買い越した外国人投資家の4月3週の動向が注目される)。グローバルにおける大きな資金の流れに変化があるのか、十分に注視していく必要がありますが、過剰流動性モメンタムの拡大に変化は無くドル高・原油安の修正も一時的と見たほうが良いと思われます。

*今週初は先週の大リバーサルを引きずる展開が想定されますが、週末の売買代金が3兆円に迫ったことを考えるとアンワインドの動きも峠を越えたことが想定されます。従って海外情勢、海外景況感の落ち着きが確認されれば(ギリシャ情勢に加えて米国決算がポイント)、国内株式市場の物色動向も元に戻る可能性が高いと想定します。同時に近いようで遠かった日経平均株価2万円大台の完全回復も視野に入ってきます。季節の変わり目に起こる需給の変化=今回はクオリティー株の急落に投資家心理が急冷凍されましたが、年度始の現状においては冷静に対処したいと思います。

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