今週の注目レポート (2月2日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●小糸製作所(7276)【 2+→ 2+】
「数量増加、円安などから通期計画を中間時点に続き再度上方修正」
18/3期3Q累計(4-12月)決算を発表。18/3期通期計画を中間時点に続き再度上方修正した、新計画にはなお上振れ余地がある、子会社上海小糸の持分法への移行(17年9月28日より)による大幅減収にもかかわらず中国セグメントで前年同期並みの利益を確保したことなどがポジティブ。LED化と拡販により業績は堅調、投資評価「2+」を維持。
予想ROE:18.1% PBR:3.4倍、来期予想PER:17.7倍、来期予想EPS成長率:-1%
株価(2/2終値):7,940円 Fモデルによる理論株価:6289円(1月29日by高田悟)
●ステップ(9795)【 2+→ 2+】
「1Q増収・増益と順調に推移」
1Q(10-12月)は売上高27億円(前年同期比5%増)営業利益8億円(同4%増)の増収増益で着地。生徒人数の変動が少ない時期ながら、生徒数は前年同期比4.8%増と着実に増加したことが要因である。業績進捗率も計画に対し順調に推移している。2月から神奈川県の公立高校、首都圏の私立・国公立高校の受験が実施される。今回も高い合格実績を出しブランドを更に高めることを期待している。
予想ROE:10.3% PBR:1.7倍、来期予想PER:15.8倍、来期予想EPS成長率:5%
株価(2/2終値):1,899円 Fモデルによる理論株価:1850円(2月2日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。