今週の注目レポート (12月1日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●太平洋工業(7250)【 1→ 1】
「プレス・樹脂製品、バルブ製品ともに販売は好調、計画据え置きは保守的」
18/3期上期(4-9月)は営業減益とはいえ、想定以上の販売物量の増加から計画を上回ったことがポジティブ。通期計画超過達成の公算が大きく、下期(10-3月)は増益、通期で営業過去最高益が見込めること、19/3期以降もプレス・樹脂製品事業での自動車軽量化への貢献やバルブ事業でのTPMS製品(タイヤ空気圧監視システム)販売増などにより堅調な業績が見込めること、などに加え株価指標面も割安から投資評価「1」を維持する。
予想ROE:8.6% PBR:1.1倍、来期予想PER:11.7倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(12/1終値):1,591円 Fモデルによる理論株価:1887円(11月30日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。