今週の注目レポート (10月27日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●ピジョン(7956)【新規 → 2+】
「国内外での販売好調から通期計画を上方修正、さらに上ぶれ余地があろう」
TIWは今般、投資評価「2+」で同社のカバレッジを開始する。9月4日の18/1期上期(2-7月)決算発表後、中国当局の海外渡航や越境ECの規制強化への懸念などから株価は調整を受けたが悪材料は織り込まれたと見ること、こうした中、18/1期は中間時に上方修正した計画をさらに上回る着地が見込めることや中期的な成長見通しに着目し堅調な株価展開を見込むことによる。
予想ROE:23.9% PBR:8.6倍、来期予想PER:31.9倍、来期予想EPS成長率:9%
株価(10/27終値):3,915円 Fモデルによる理論株価:1894円(10月23日by高田悟)

●小糸製作所(7276)【 2+→ 2+】
「上期着地は計画を上回る、通期計画を上方修正」
26日、18/3期上期(4-9月)決算を発表。直前の2Q(7-9月)が2桁増益となり上期着地は会社計画を上回ったこと、中間配当は増配(前期上期末に対し1株当たり16円増)となること、通期計画を上方修正し更に上ぶれ余地があること、などがポジティブ。株価指標面にも成長銘柄として割高感がないこと、などから引き続き上値を試す株価展開を予想し、投資評価は「2+」を継続。
予想ROE:17.8% PBR:3.3倍、来期予想PER:17.7倍、来期予想EPS成長率:-8%
株価(10/27終値):7,380円 Fモデルによる理論株価:5398円(10月27日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。