今週の注目レポート (6月23日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●国際計測器(7722)【 2+→ 2+】
「最悪期を脱し今期は大幅な損益改善を見込む。株価の見方は不変」
2期連続で2桁減収減益の厳しい業績が続いたが、受注が持ち直し、今期は収益回復への道筋が見えてきた。現在の株価は割安感が強く、TIWでは「アウトパフォーム」の見通しを据え置く。バランシングマシンの当面の受注回復の継続性を見極めると同時に、電気サーボモータ式試験機の拡販に弾みが付き収益貢献が加速できるかにも注視したい。
予想ROE:8.5% PBR:1.2倍、来期予想PER:10.6倍、来期予想EPS成長率:35%
株価(6/23終値):905円 Fモデルによる理論株価:1112円(6月19日by服部隆生)

●パーク24(4666)【 2+→ 2+】
「上期減益の大きな懸念は不要と考える、後半挽回が期待される」
17/10期上期(11-4月)が減益、利益計画未達となったことなどから株価は軟調だ。ただし、海外M&Aに伴う費用増など一過性の減益影響が重なる上期の利益伸び悩みは想定内、計画未達はカーシェアリング事業の利益が成長優先に伴う費用先行から想定以上に伸び悩んだことが主因である、などから大きな懸念は不要と考える。
予想ROE:20.9% PBR:6.1倍、来期予想PER:22.7倍、来期予想EPS成長率:16%
株価(6/23終値):2860円 Fモデルによる理論株価:1495円(6月21日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。