今週の注目レポート (4月29日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●小糸製作所(7276)【 2+→ 2+】
「18/3期は営業微減益を計画、上ぶれの公算が大きいと考える」
26日、17/3期決算を発表。1月末に3度目の上方修正となった通期予想をさらに上回る着地となり、期末配当は増配を行う好決算となった。円高影響を受けたが、拡販、LED化による構成の改善、国内外での合理化の進展などから2桁増益、5期連続の最高益となった。
予想ROE:14.9% PBR:2.8倍、来期予想PER:14.0倍、来期予想EPS成長率:9%
Fモデルによる理論株価:4855円(4月27日by高田悟)
●太平洋工業(7250)【 1→ 1】
「17/3期は2桁営業増益、18/3期予想は従来どおり保守的と考える」
27日、17/3期決算を発表。17/3期は、円高の逆風下、3Q累計決算公表時の予想を上回る2桁営業増益での着地となり、期末配当予想を引き上げ年間配当予想を従来の1株当たり26円→28円へ修正したことなどがポジティブに評価できよう。目標株価は業績堅調が見込める中、18/3期TIW予想PER15.0倍程度は許容可能と考え、1,890円とする。
予想ROE:8.7% PBR:1.1倍、来期予想PER:10.7倍、来期予想EPS成長率:12%
Fモデルによる理論株価:1860円(4月28日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。