『TIWモデルポートフォリオ』の月間レポート(11月)

2016/12/01

【TIW藤根靖晃が考える参考ポートフォリオ『TIWモデルポートフォリオ』】

 

2ヵ月連続で過去最高を更新

ショート・コメント
■『TIWモデルポートフォリオ』は、成長性があるにもかかわらずマーケット平均に対してバリュエーションで割安な銘柄をピックアップすることを基本方針とし、その投資手法の実証を行うための参考(仮想)ポートフォリオである。
■ 2016年11月度のパフォーマンス結果(月間)は、絶対パフォーマンスで+6.74%、対TOPIX(パフォーマンスの単純差異)では+1.25%、対日経平均(差異)では+1.67%であった。
■ 11月中の銘柄入替えは、採用2銘柄、除外2銘柄、11月末時点の採用銘柄数は上限の20銘柄で変わっていない。
■ 月内に除外した2銘柄を加えた22銘柄の対TOPIXの勝ち負けは、12勝10敗であった。勝率があまり高くない中で、パフォーマンスが比較的良好であったのは、第一実業(8059)、ダイフク(6383)、ヤマハ発動機(7272)、UTグループ(2146)などが大きく貢献した。一方で、サイバーエージェント(4751)など奮わない銘柄もあったが、著しくパフォーマンス劣る銘柄は少数であった。
■ TIWモデルポートフォリオは為替リスクを抑えるために意識的に内需銘柄をやや厚めにしている。トランプ勝利後の円安局面で輸出関連銘柄に優位性があったが、リスクを抑えつつも期待以上のパフォーマンスを確保できたと考えている。
■ 今後の課題は、(株価上昇によって)バリュエーション面での割安感が薄れた好業績銘柄をどこまで維持するかという点である。安易な低位株への入替えは避けつつ、新規銘柄発掘に注力したい。
■ 設定来の累計(2011/12/27からの4年11ヵ月間)では、絶対パフォーマンスで+250.33%となり、月末時点の過去最高値を2ヵ月連続で更新した。年率平均パフォーマンスは+29.0%となり前月(+27.9%)から1.1ポイント向上した。同期間のTOPIXに対しては、1.73倍のパフォーマンスとなっている。

 

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2ヵ月連続で最高値を更新

出所:TIW

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参考:
TOPIXを基準(=100)とした場合の相対パフォーマンス。
出所:TIW

 

TIWは、“個人投資家が株式投資においてプラスのパフォーマンスを得るにはどのような投資戦略を採ることが望ましいのか”、を熟慮することから始めました。その議論の中で、次の3つを実現することを目指しました。

◇ 金融・経済について専門知識がなくても株式投資が楽しめるようにする。
◇ 投資に関して膨大な時間を費やさなくても投資成果を期待できるようにする。
◇ ポートフォリオの構築後は、日々のマーケット変動に振り回されること無く、銘柄入替を余裕を持って行えるようにする。

成長性があり、足もとの業績が確りした企業をその時点のマーケットに対して比較的割安な株価水準で投資をする。答えはシンプルですが、そのためにマーケットの妥当水準を常に考え、バリュエーション方法も独自に考案しています。
TIWモデルポートフォリオは、2011年12月27日の開始以来、銘柄の新規採用、除外に関する全てを、そのタイミングにレポートとして、完全にオープンに公表しております。
毎月、月初に月間成績に関するレポートを発行しているほか、随時(不定期)銘柄入替えに関するレポートを発行しております。
詳細に関してはTIWレポートをご採用いただいている証券会社にてご覧いただきます。
【現在、オンライン証券では、マネックス証券、GMOクリック証券にてご覧いただいております。採用銘柄等の詳細に関してはそちらでご覧下さい。】

TIWモデルポートフォリオは、TIWの銘柄選択手法の合理性を証明することを目的に作成・提供しているものであり、パフォーマンスを保証するものではありません。あくまでも投資家への情報提供を行うものであり、それに依拠したいかなる結果に対してもTIWは一切の責任を負いません。また、レポート等の作成に関して、完全性、正確性、適時性を保証するものではありません。投資に係る最終決定は投資家ご自身の判断と責任で行ってください。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
TIWマガジン「投資の眼」   株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

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