今週の注目レポート (11月25日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●日本動物高度医療センター(6039)【 2+→ 2+】
「業績は堅調、分院建設が本格化」
17/3期2Q累計(16年4-9月)決算は、売上高が前年同期比2.9%増の10億円強に止まった結果、営業利益は同6.2%減の1.1億円、当期純利益も同1.5%減と微減ながら減益を余儀なくされた。ただし、これは1Q(16年4-6月)の売上高が前年同期比0.3%の減収になり、営業利益が同65.1%減の僅か2,400万円に落ち込んだためで、2Q(16年7-9月)だけでは、売上高は前年同期比6.0%増、営業利益も同69.1%増と立ち直っている。
予想ROE:19.4% PBR:3.5倍、来期予想PER:11.6倍、来期予想EPS成長率:25%
Fモデルによる理論株価:1322円(11月21日by杉山勝彦)

●ステップ(9795)【 新規→ 2+】
「質の高い教育サービスが評価され11期連続増収経常増益」
神奈川県を地盤とした高校受験をメインターゲットとする学習塾。
特に県立高校上位校受験に強みがある。県立上位校の合格者ではシェアトップ。投資評価を「2+」として、同社のカバーを開始する。安定的な成長が見込める割には株価に割安感がある。業績は、新校舎開校に比例して計画通り推移している。
予想ROE:10.5% PBR:1.3倍、来期予想PER:10.9倍、来期予想EPS成長率:9%
Fモデルによる理論株価:1755円(11月24日by山方秀之)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。