今週の注目レポート (10月21日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●ホンダ(7267)【2+→ 2+】
「中国に新工場を建設と日経が報道(速報)」
18日付で日本経済新聞が「ホンダ、中国に新工場、小型車回復で凍結を一転」と報じた。概要は総投資額は数百億円で早ければ年内に着工し、2019年春をメドに稼働する。新工場は武漢市の第3工場となる。新工場の生産能力は稼働当初が12万台分で、需要動向を見極めて順次、年産24万台まで増強する。これにより中国全体(輸出用専用工場を除く)での生産能力は現在の108万台から130万台強へ2割上がるとのこと。
予想ROE:6.3% PBR:0.9倍、来期予想PER:10.2倍、来期予想EPS成長率:22%
Fモデルによる理論株価:3286円(10月18日by高田悟)
●パーク24(4666)【 2+→ 2+】
「駐車場事業は堅調、カーシェアリングは順調に拡大が続く」
3Q累計の営業利益は前年同期比20%増の149億円となった。タイムズ駐車場運営件数の順調な拡大に加え、新分野であるカーシェアリングサービスの伸長から主力の駐車場事業とモビリティ事業がともに増収増益となり2桁増益となった。17/10期以降も増益基調を見込み「2+」を維持。
予想ROE:20.0% PBR:7.3倍、来期予想PER:30.9倍、来期予想EPS成長率:12%
Fモデルによる理論株価:1472円(10月19日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。