今週の注目レポート (6月17日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

 

●朝日インテック(7747)【 2+→ 2+】
「来期はマイナス影響を吸収して2桁利益成長が可能とみる」
16/6期3Q累計(7-3月)は、売上303億円(前年同期比16%増)、営業 利益88億円(同36%増)となり、通期計画に対し高い進捗率を記録し た。株価に割安感はないが業界平均を上回る収益成長を当面維持で きる可能性が高く、中期的な株価の上昇余地は大きいとみる。TIWで は「アウトパフォーム」の見通しを据え置く。
予想ROE:18.9% PBR:10.5倍、来期予想PER:40.4倍、来期予想EPS成長率:18%
Fモデルによる理論株価:1683円(6月13日by服部隆生)

●JCU(4975)【新規→ 1】
「市場の過度な悲観により同社の株価評価は非常に割安になっている」
同社の株価は、業績を過度に悲観的に織り込んでおり、実態に比べ割 安であると考える。市場が悲観的に見ている電子部品向け(主にスマ ートフォン)だが、同社は部品を製造しているわけではないので電子部 品向け市場の減速は同社の業績に大きな影響は与えないと考えている。
予想ROE:18.0% PBR:1.4倍、来期予想PER:6.5倍、来期予想EPS成長率:8%
Fモデルによる理論株価:6896円(6月14日by山方秀之)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。