今週の注目レポート (6月3日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●東プレ(5975)【 1→ 1】
「17/3期は減益を計画も円高と成長への費用先行が主因で懸念は低い」
16/3期は前期比36%営業増益で着地。北米及び中国におけるプレス関連製品の受注好調と新拠点の順調な立上がり、高品質製品への代替需要などを背景とした冷凍車の受注好調により大幅増益。17/3期は数量堅調も円高と償却負担増から減益を計画。
予想ROE:9.3% PBR:1.2倍、来期予想PER:10.4倍、来期予想EPS成長率:12%
Fモデルによる理論株価:3455円(5月31日by高田悟)

●椿本チエイン(6371)【 2+→ 2+】
「円高、先行費用増の中でもOPM10%台確保の計画はポジティブ」
16/3期は営業微増益で着地。一段の競争力強化に向けチェーンと自動車部品事業で先行費用が嵩んだが、米国を中心とした原価改善の進捗や円安効果で吸収した。17/3期は先行費用が重い中、円高から微減益を計画予想。
ROE:8.9% PBR:1.0倍、来期予想PER:9.9倍、来期予想EPS成長率:9%
Fモデルによる理論株価:1039円(6月3日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。