今週の注目レポート (3月18日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●豊田合成(7282)【 2+→ 2+】
「米州と中国が好調、構成改善が業績の支えになろう」
16/3期3Q累計(4-12月)は前年同期比7%営業増益で着地。主力自動車部品事業が米州や中国で好調に推移したことに加え、円安効果などで、新製品や工場立上げなど主に国内で費用増を吸収した。
3Q(10-12月)のみではLED製品のタブレッドPC向け減などから営業利益は前年並みとなった。
予想ROE:6.7% PBR:0.9倍、来期予想PER:11.3倍、来期予想EPS成長率:14%
Fモデルによる理論株価:2849円(3月16日by高田悟)

●日精エー・エス・ビー機械(6284)【 2+→ 2+】
「1Qは収益・受注とも順調なスタート」
16/9期1Q(10-12月)業績は、売上59.9億円(前年同期比10%増)、営業利益8.9億円(同50%増)。前年同期の収益・受注の水準が若干弱かったこともあるが、まずは順調なスタートを切ったといえるだろう。
注力する次世代機の世界での拡販動向や金型ビジネスの強化の進捗状況などに引き続き注目。
予想ROE:13.3% PBR:1.6倍、来期予想PER:9.8倍、来期予想EPS成長率:7%
Fモデルによる理論株価:2772円(3月18日by服部隆生

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。