今週の注目レポート (2月12日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●ヤマハ発動機(7272)【 1→ 2+】
「16/12期は成長投資拡大により利益横ばいを計画、保守的な印象」
15/12期は前期比6%増収、営業利益は同38%増の1,204億円となった。新興国二輪車事業の利益は主要市場での販売台数減や通貨安などから前期並みに止まったが、二輪グローバルモデルの増販、大型船外機の販売好調、ROV増販、円安効果などによる先進国事業の収益改善により大幅増益。
予想ROE:15.1% PBR:1.3倍、来期予想PER:6.5倍、来期予想EPS成長率:19%
Fモデルによる理論株価:3372円(2月12日by高田悟)

●横河電機(6841)【 2+→ 2+】
「通期の利益見通しを引き上げ」
16/3期3Q累計(4-12月)営業利益は304億円(前年同期比84%増)となり、過去最高を更新。増収効果や固定費削減、円安効果などが収益向上に寄与。現在の株価は指標面でも割安感が強く、TIWでは「アウトパフォーム」の見通しを据え置く。
予想ROE:11.9% PBR:1.4倍、来期予想PER:12.1倍、来期予想EPS成長率:2%
Fモデルによる理論株価:1649円(2月9日by服部隆生)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。