今週の注目レポート (12月18日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●ケーヒン(7251)【2+ →2+】
「アジア苦戦を北米及び中国四輪車用好調で補い業績は想定より堅調」
上期の営業利益は前年同期比1%増の112億円となった。日本 での四輪車製品とアジアでの二輪車製品の販売減影響を北米と 中国での四輪車製品の販売増、合理化、為替円安効果でカバー し前年並みの利益を確保した。
予想ROE:6.6% PBR:0.9倍、来期予想PER:10.4倍、来期予想EPS成長率:20%
Fモデルによる理論株価:2892円(12月14日by高田悟)

●ヤマハ発動機(7272)【1→ 1】
「新中計、ひとまわり・ふたまわり大きな「個性的な会社」へを発表」
15日、新中期経営計画(16年~18年度)を発表。年率2桁以上の増益 をめざす意欲的な内容である、計画達成は十分可能と見る、配当性 向目標引き上げがポジティブ、などから強気の見方を維持する。引き 続き業績拡大のモメンタムが強い中、成長銘柄との位置づけのもと、 16/12期TIW予想PERで13倍程度の株価は十分可能と見て目標株価 は3,700円とする。
予想ROE:12.1% PBR:2.1倍、来期予想PER:10.1倍、来期予想EPS成長率:63%
Fモデルによる理論株価:3721円(12月18日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。