今週の注目レポート (7月3日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●日産自動車(7201)【2+ → 2+】
「欧米での販売堅調と円安持続により1Qは順調に発進」
1Qは2桁営業増益で順調に発進したと見られること、新たな設計思想、CMFにより投入の新型車販売は堅調で、16/3期は日本を除く海外各市場で市場以上の販売を見込んでいるが、足下
は概ね会社想定どおりの展開で推移していることが評価でき、通期では会社計画を上回る増益での着地が予想されること、などに加え、CMFの貢献とルノーとのシナジー拡大により中期的にも増益基調との見方に変化なく、指標面も割安から強気の見方を維持する。
予想ROE:9.99% PBR:1.1倍、来期予想PER:9.4倍、来期予想EPS成長率:12%
Fモデルによる理論株価:1,440円 (7月3日by 高田悟 )
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。