今週の注目レポート (1月16日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
●ティー・ワイ・オー(4358)
「第1四半期の受注残高は前年同期比20%増。大型案件獲得により採算性向上」
同業2社と比較して収益性(ROE)が高いことや着実な成長が見込める CM制作に高い比重を置いていることがポイント。受注状況も良好であり、中期経営目標に向けて増収増益基調が続くと考える。来期PER13 倍見当の220円をターゲットとする。
予想ROE:16.8%、PBR:2.4倍、来期予想PER:10.5倍、来期予想EPS成長率:+15%
(1月13日 by 藤根 靖晃)
●フロイント産業 (6312)
「第3四半期(3か月)は回復基調が顕著。株価は割安感が強い」
中期計画(17/2期に売上高230億円、営業利益23億円)に向けて 16/2期はどこまでジャンプアップできるかがポイントになるが、業績回復は視野に入ったと言えるだろう。
予想ROE:5.4%、PBR:0.9倍、来期予想PER:13.4倍、来期予想EPS成長率:+19%
(1月13日 by 藤根 靖晃)
●トランザクション(7818)
「第1四半期決算は円安の影響を克服して25%の営業増益で着地」
株価は第1四半期の決算を見ての利食い売りが出たが、株価上昇時の売り圧力は不思議なくらい小さく(出来高が少ない)、売り方が限定的である可能性が伺える。中期計画達成の蓋然性の高まりと、継続的成長可能性を考慮すれば、単純なバリュエーションには収まらない株価展開も期待できる。
予想ROE:15.3%、PBR:2.9倍、来期予想PER:14.2倍、来期予想EPS成長率:+16%
(1月13日 by 藤根 靖晃 )
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。