今週の注目レポート (11月21日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
●ディーブイエックス(3079)
「心臓疾患系医療機器・器具の販売会社とし高成長続く」
心臓疾患関連のみにフォーカスした専門性の高さを背景に、収益力は高く、財務内容も健全、新商品の積極的な取り込みなどから成長性にも不安はない。当面、株価を押し下げそうな大きなリスクファクターも見当たらず、現在の株価水準は割安と判断する。
予想ROE:17.3%、PBR:2.7倍、来期予想PER:11.0倍、来期予想EPS成長率:+31%
(11月17日 by 杉山 勝彦)
●サンデン(6444)
「主力2事業が揃って堅調、修正会社計画は上振れの余地大」
上期は期初の会社計画を超過達成。会社は通期計画を営業利益で 10億円上方修正。下期(10-3月)の為替前提および流通システム事業予想が保守的からTIWは計画過達を予想。
予想ROE:10.5%、PBR:1.5倍、来期予想PER:9.0倍、来期予想EPS成長率:+49%
(11月17日 by 高田 悟)
●太平洋工業(7250)
「営業過去最高益更新見込みに変化なし。株価に割安感強い」
上期は国内物量が想定ほど落ちず期初会社予想を過達。会社は通期計画を主に国内および北米の売上見通しを上方に見直し営業利益で2億円上方修正。TIWは修正会社計画超過達成を予想。為替影響と市場およびトヨタ販売が好調な北米収益で上振れ余地があると見た。
予想ROE:9.1%、PBR:0.7倍、来期予想PER:7.9倍、来期予想EPS成長率:+2%
(11月21日 by 高田 悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。