今週の注目レポート (9月12日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
●オーデリック (6889)
「引き続き非住宅向け拡販、海外展開の進展に注目」
今後は非住宅用や海外売上を伸ばすことで中期成長を目指しているものの、シナリオ通りに収益を拡大できるか現状では不透明感が強い。
引き続き店舗・商業施設向けの拡大、海外事業展開の進捗状況に注目。
予想ROE:11.7%、PBR:0.9倍、来期予想PER:6.7倍、来期予想EPS成長率:+2%
(9月9日 by 服部 隆生)
●VTホールディングス (7593)
「中古車、サービス悪化は一時的で第1四半期が底になろう」
第1四半期を底に業績は上向くと見るため、やや強気の見方を維持。
上期決算にて中古車及びサービス部門の底打ちが確認できれば株価急反発が見込めよう。
予想ROE:16.5%、PBR:1.8倍、来期予想PER:8.6倍、来期予想EPS成長率:+13%
(9月9日 by 高田 悟)
●ミツバ (7280)
「四輪車向け拡販、数量増により主要海外地域が好調」
会社上期営業利益計画の56.8%を第1四半期に遂行。決算期のずれる海外の4-6月が堅調に推移したもようから上期は会社計画超過達成が見込めよう。足元、ホンダの北米及び中国、日産の中国などの販売伸び悩みへの懸念はあるが、上期の好調、為替前提も含めた会社計画の保守性、などからTIWは従来どおり通期で会社計画過達予想を維持。
予想ROE:17.0%、PBR:1.4倍、来期予想PER:6.1倍、来期予想EPS成長率:+13%
(9月10日 by 高田 悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。