今週の注目レポート (2月21日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
●トーカイ (9729)【 2+ → 2+ 】
「主要3事業ともに増収増益。株価は上昇トレンドを維持すると予想」
主要3事業、(1)健康生活サービス(病院用リネンサプライ、介護用品レンタル等)、(2)調剤薬局(タンポポ薬局)、(3)環境サービス(リースキン、病院清掃)がいずれも増収増益。中長期的にも高齢化に伴いシルバー産業の一角を担うこれら業務の安定成長が期待できそうだ。
予想ROE:10.5%、PBR:1.2倍、来期予想PER:10.7倍、来期予想EPS成長率:+2% Fモデルによる理論株価:4,102円(2月18日 by 森田 青平)
●ヤマハ発動機(7272)【 2+ → 1 】
「収益改善が順調に進む。バリュエーション面に割安感があり、 株価見通しは強気に引き上げる」
リーマンショック後取り組んだ構造改革の成果が着実に具現しており、決算説明会では15年に向け足元で取リ組む二輪車プラットフォーム共通化、調達先の大幅集約効果が具現化する見込みなどが確認できた。利益水準はまだ低いが従来の想定より早く収益改善が進む確度も高まっている。
予想ROE:11.3%、PBR:1.4倍、来期予想PER:8.3倍、来期予想EPS成長率:+32% Fモデルによる理論株価:1,989円(2月19日 by 高田 悟)
●横浜ゴム(5101)【 2 → 2+ 】
「2桁営業増益を目指す計画はポジティブ。バリュエーションにも割安感 があり、株価見通しを強気に引き上げる。」
(1)会社は14/12期に過去最高営業利益更新を見込む、(2)会社計画に上ぶれ余地あり、(3)成長市場のロシアや中国で新車用タイヤの引き合いが強い、(4)中期計画の順調な進捗、などがポジティブ。
予想ROE:14.7%、PBR:1.1倍、来期予想PER:6.2倍、来期予想EPS成長率:+8% Fモデルによる理論株価:1,680円(2月20日 by 高田 悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。