今週の注目レポート (1月10日)

2014/01/10

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

ホシザキ電機(6465)
3Q累計(1-9月)業績は売上1,570億円(前年同期比14%増)、営業利益182億円(同22%増)。現在の株価は割高感が見られる水準ではない。国内は短期的に反動減の出る可能性はあるが、同社は海外でも依然拡大余地が大きく、今後もM&Aで中期的な収益拡大が可能といえる。株価の一段の上昇余地があるとTIWでは考え、「アウトパフォーム」の見通しを据え置く。
ROE 10.00%、PBR 2.02倍、来期予想PER 21.0倍、来期予想EPS成長率 -4%
〔1月7日、担当:服部 隆生、Analyst Impression 2+ →2+〕

ホンダ(7267)
商品力強化加速や国内外での新工場建設など先行投資が重い局面にあるが、今後パワートレインなどの商品力の強化が奏功し、また投入新型車の販売増や地域毎の最適車投入等の施策により今後収益力底上に繋がる確度は高いとみる。10月31日付けのTIW業績予想を今般上方修正し、営業利益で14/3期は従来予想比+150億円上方に見直した。
ROE 11.23%、PBR 1.39倍、来期予想PER 10.7倍、来期予想EPS成長率 15%
〔1月8日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+ →1〕

ニトリホールディングス(9843)
14/2期3Q累計(2/21-11/20)業績は、売上高が2,834億円(前年同期比+11%)の大幅増収、営業利益が465億円(同+2%)の微増益。新規出店が引き続き成長を牽引。14/3期TIW予想ROE16.00%に対する直近PBR2.36倍のバリュエーションに上値余地は大きいと見る。需要増の効果を出店減速が抑えるが成長は継続すると考え、TIW予想は据え置きとする。
ROE 16.00%、PBR 2.36倍、来期予想PER 12.9倍、来期予想EPS成長率 11%
〔1月10日、担当:糸井 正和、Analyst Impression 2+ →2+〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。