今週の注目レポート (11月8日)

2013/11/08

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

オムロン(6645)
 ヘルスケアやその他など制御機器以外の収益力強化が進展している。制御機器は国内や欧州で回復感が見られ、今後中華圏の回復により継続的な収益拡大が見込まれる。これらを踏まえ、TIW従来予想を上方修正し、株価見通しを「アンダーパフォーム」から「アウトパフォーム」に引き上げる。
ROE11.00%、PBR2.07倍、来期予想PER16.6倍、来期予想EPS成長率13%
〔11月5日、担当:服部 隆生、Analyst Impression 2-→2+〕

マツダ(7261)
新技術全面搭載第3弾の当社最量販車種新型「マツダ3/アクセラ」が 14/3期下期以降、グローバルに順次投入され、新技術への高い評価から受注好調が予想される。新技術搭載車販売比重増により収益向上が進む見方に変化なく、指標面も割安(14/3期TIW予想ROE17%台に対するPBR2.4倍弱、今期予想PER12倍台)であり、強気を継続する。
ROE17.53%、PBR2.39倍、来期予想PER9.3倍、来期予想EPS成長率33%
〔11月5日、担当:高田 悟、Analyst Impression  1→1〕

メディパルHD(7459)
TIWでは、薬価交渉は同社想定通り決着するとみている。総価取引や遡及値引きなどの慣行はほぼ解消。販売価格についても保守的であり、 TIWでは会社利益見通しに下振れは生じないと見ている。14/3期TIW 予想PER11倍台、予想ROE7.2%台に対する1倍割れの実績PBRに割安感がある。
ROE7.28%、PBR0.85倍、来期予想PER11.0倍、来期予想EPS成長率4%
〔11月8日、担当:森田 青平、Analyst Impression  2+→2+〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。