今週の注目レポート (8月9日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
JCU(4975)
14/3期1Q(4-6月)の営業減益は、薬品販売の期ずれのため。2Q(7-9 月)の好調で、上期業績は上方修正含みで進捗していると推測する。予想ROE16.9%台、実績PBR1.8倍台は評価不足との見方を継続。なお、MBO10周年記念として、中間配当を45円→55円とし、通期配当予想を90円→100円へ増配予定。
ROE 16.99%、PBR 1.89倍、来期予想PER 9.0倍、来期予想EPS成長率13%
〔8月5日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→1〕
東プレ(5975)
強気に見方を引き上げ。(1)プレス受注見通し上ぶれを要因とした、会社14/3期営業利益計画上方修正はポジティブ。(2)TIWでは会社新予想はまだ保守的で、会社予想を上回る増益を予想。14/3期TIW 予想ROE10.87%に対し、実績PBR0.70倍の株価には割安感が強い。
ROE 10.87%、PBR 0.70倍、来期予想PER 8.5倍、来期予想EPS成長率-26%
〔8月5日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2+→1〕
藤森工業(7917)
2年間にわたり業績の牽引役であった情報電子の偏光板用プロテクトフィルムは、3年目も業績を牽引。搬送用途に加え、パネル製造工程向けも伸長している。TIWでは1Qを受け、通期営業利益予想を上方修正した。バリュエーション面からは割安感が強い。株価の見方を、やや強気から、強気に引き上げる。
ROE 11.34%、PBR 1.32倍、来期予想PER 10.6倍、来期予想EPS成長率3%
〔8月9日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 2+→1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。