今週の注目レポート (3月22日)

2013/03/22

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。

ホシザキ電機 (6465)
現在の株価は今期TIW予想PERが19倍台の水準で割安感は見られない。しかし、同社は国内ではコンビニなど非飲食店向けで存在感を高めつつある他、海外でも買収会社のシナジー実現が期待でき、増産や円安効果から通期業績に上ぶれ余地があるとTIWでは予想。中期的な収益成長ポテンシャルを評価し、株価は上昇する可能性が高いと TIWでは見ている
ROE 7.66%、PBR 1.57倍、来期予想PER 17.3倍、来期予想EPS成長率12%
〔3月18日、担当:服部 隆生、Analyst Impression – →2+〕

ディーブイエックス (3079)
好調な主力製品に加え、継続的な施策である販売エリアの拡大、販管費の圧縮が奏功し、13/3期も2ケタ大幅営業増益となる見通し。指標面では割安感は薄れたと考えるが、13/3期業績が計画達成となる公算が大きいと考えることに加え、成長性および好財務体質を鑑みれば、株価に依然として上昇余地があるだろう。
ROE 19.01%、PBR 2.49倍、来期予想PER 11.3倍、来期予想EPS成長率14%
〔3月21日、担当:成川 寛、Analyst Impression 1→1〕

ミツバ (7280)
(1)急激な需要変動に耐えうる単体収益力の向上と今後の連結への展開、(2)量産車種や小型・環境対応車での最近の拡販実績、(3)波はあってもアジア二輪市場の拡大見込み、などから中期的成長局面に入ったとの見方に変化はない。こうした中、13/3期は営業増益、14/3 期は課徴金支払いによる独占禁止法問題への不透明感の払拭、指標面が割安などからやや強気の見方に修正する。
ROE 12.73%、PBR 1.19倍、来期予想PER 7.1倍、来期予想EPS成長率22%
〔3月22日、担当:高田 悟、Analyst Impression 2→2+〕

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。