今週の注目レポート (11月22日)

2024/11/25

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●unerry(5034)【 1→1】

「1Q初かつ4四半期連続黒字を達成、持続的成長の蓋然性高まる」
投資評価「1(Buy)」を継続する。目標株価は3,420円。TIW業績予想は前回に同じ。持続的成長が見込めるなか、依然株価指標面からの評価余地は大きいと考える。25/6期1Q(7~9月)業績は、売上高795百万円(前年同期比62%増)、営業利益46百万円(前年同期は46百万円の損失)。1Qとして初かつ4四半期連続の黒字となった。TIWでは25/6期業績を、売上高3,774百万円(前期比33%増)、営業利益252百万円(同41%増)と予想する。行動変容サービス及び分析・可視化サービスが大きく伸長。リテールDX及びリテールメディア事業の好調が寄与しよう。
予想ROE:8.5% PBR:4.6倍、来期予想PER:25.8倍、来期予想EPS成長率:104%
株価(11/22終値):2,251円 Fモデルによる理論株価:1489円(11月18日by岩元泰晶)

●サイバーセキュリティクラウド(4493)【 1→1】
「24/12期は27%営業増益見込み、以降も大幅2ケタ増益へ」
投資評価「1(Buy)」を継続する。目標株価は3,520円。24/12期TIW業績予想は減額。25/12期以降の予想に変更はない。24/12期3Q累計(1~9月)の連結業績は、売上高2,801百万円(前年同期比26%増)、営業利益697百万円(同49%増)。利益はレンジ設定されていた会社予想の下限値を上回った。3Q(7~9月)業績は、売上高957百万円(同25%増)、営業利益207百万円(同26%増)だった。4Qはほぼ利益を残さず、マーケティングや新規開発等に費用を投じるとしている。24/12期通期の会社予想は、売上高3,800百万円(前期比24%増)、営業利益700百万円(同27%増)。従来のレンジ設定から特定値へと改められた。
予想ROE:22.9% PBR:10.9倍、来期予想PER:22.0倍、来期予想EPS成長率:64%
株価(11/22終値):1,834円 Fモデルによる理論株価:977円(11月18日by岩元泰晶)

●INFORICH(9338)【 1→1】
「事業買収進展で26/12期収益目標の達成確度高まる、依然株価の評価余地大」
投資評価「1(Buy)」を継続する。目標株価は7,450円。24/12期第3四半期決算並びに会社側の業績ガイダンス等を踏まえ、TIW予想を更新した。24/12期3Q累計(1~9月)の連結業績は、売上高7,473百万円(前年同期比39%増)、営業利益1,112百万円(同4.3倍)となった。3Q(7~9月)業績は、売上高2,888百万円(同37%増)、営業利益704百万円(同204%増)。売上高、利益とも過去最高となった。国内外にて主力のレンタル事業が拡大した。豪州及び台湾における買収、連結化が寄与。国内では料金改定も押し上げ要因となった。
予想ROE:41.3% PBR:12.4倍、来期予想PER:18.6倍、来期予想EPS成長率:68%
株価(11/22終値):5,020円 Fモデルによる理論株価:4293円(11月22日by岩元泰晶)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。
算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
TIWマガジン「投資の眼」   株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。

このページのトップへ